エア本屋の「いか文庫」。
知れば知るほど面白い、
いまこそ歴史を学んでおこう
店主(以下 店):バイトいもおつかれさまー。
バイトいも(以下 いも):どうもーおつかれさまー。
店:最近、歴史にハマってるらしいね。
いも:ロンドンに住んでから、歴史のある建物なんかを見る機会がたくさんあって、詳しく知りたいなって思って。
店:まさかバイトいもが!って驚いたよ。
いも:私もー。学生時代、日本史は赤点だったからね(笑)。
店:どんな本読んでるの?
いも:つい最近は、『アルティストは花を踏まない』。第一次と第二次世界大戦の間のフランスが舞台の、ある少年の日常を描いたお話だよ。読んでいてとても切なくもなるんだけど、エピソードごとに、ホッとしたり笑顔になれたり、明るく前を向いていこうとする人たちに勇気づけられるんだ。
店:印象的なお話は?
いも:父親が戦争から帰ってこない家の男の子が、必死に働く母親を助けたくて、日雇いの仕事でお金を稼いでくるお話。でも、子供の稼いだお金では生活が楽になるわけはなく…。その気持ちとがんばりを褒めたい母親は裏でますます働いて、豪華なご飯が食べられるようになるの。
店:やだ、もう泣いちゃいそう。
いも:そして母親が「あなたのおかげでこんなに美味しいご馳走が食べられる。ありがとう」って言ってくれるの。
店:うわーん!
いも:こういうことを二度と繰り返さないように!って思うし、彼らのように、いま自分ができることを一生懸命やることが大切なんだなって思ったよ。
店:私も読んでみる!
いも:それと『ゆるゆる神様図鑑 古代エジプト編』。エジプトの神様って、猫とか鳥とか、いろんな動物の形をしてるんだけど、得意なこと、叶えてくれることもそれぞれ違うんだって。
店:へぇ! 知らなかった!
いも:見開きの片方のページは神様のイラストと説明、もう片方には、神様がでてくる四コママンガなんだけど、わかりやすいからいままで馴染みのなかった神様もどんどん覚えられるんだ。
店:とくにこれは!って思った神様はいた?
いも:亡くなったあとに安らかな眠りと来世を守ってくれる神様アヌビス神だよ。
店:いいなぁ。アヌビス神。守られたい(笑)。さて、歴史を学んでみて、どうですか?
いも:知らないことが、まだまだまだいーっぱいあって、知れば知るほど興味が湧くし面白いね。
店:そうね! 私も久しぶりに、歴史の本読んでみるよ。
いも:私は日本史も勉強し直そうかな…(笑)。
店:うん、それもいいかも(笑)。