エア本屋の「いか文庫」は、いつだって休まず営業中。
おうちにいる時間が多いこんなときだから、というわけではないけれど、バイトぱんは最近日記を始めようとしているのだとか。そんなバイトぱんが参考になったという“日記本”をご紹介!
店主(以下 店):バイトぱんおつかれさま〜。またえらい分厚い本持ってるね。
バイトぱん(以下 ぱん):おつかれさまです! ブックカフェfuzkueの店主、阿久津隆さんの『読書の日記』です。最近日記を書きたくて日記本をいろいろ読んでるんですが、エッセイっぽいものが多いなかで、これは本当に「日記」って感じなんです。
店:ほぉ! たとえばどんな感じで書かれてるの?
ぱん:その日何があったか、何をしたか、何を思っていたか…、もちろん読んだ本の感想や、特に気になった一節なんかも書いてあります。阿久津さんは同じ本を何度も読む方なのですが、その感想の移り変わりについても綴られていました。あと面白いなと思ったのは、これから読もうとしている本についても書かれているということですね。
店:まだ読んでない本について書いているって珍しいね。
ぱん:本屋での「何か本を買おう、でも何にしよう、こういう本が読みたいからこの本にしようか、でもやっぱりこれかな」っていう心の葛藤から、買った本を数日後に読み始めるまでが全部書かれてるんです。その過程がのぞけるって面白いですよね。
店:それは読みたい! 今すぐ本屋に行きたくなってしまった!
ぱん:あと、この本はとても分厚いので気合いを入れて読み始めたんですけど、1行目から「めっちゃ暇。」とか、意外とフランクなんです。力が一気にぬけて、そこからは難しいことは考えずにするする読めました。
店:いいねいいね。おしゃべりを聞いてるみたいな本、大好き!
ぱん:まさにそういう本です! それともう一冊おすすめの日記本が、橋本亮二さんの『うもれる日々』。
店:あぁ、この本、いいよね。
ぱん:とある出版社の営業さんで、本と本屋が大好きな橋本さんが、自分でつくった日記本。これも、読むと本屋に行きたくなりますよね。
店:なるなる! それにこの本には、日々の悩みや喜怒哀楽が隠さずに書かれていて、なんだか自分のことも肯定されている気持ちになれるんだよね。これでいいんだよって。
ぱん:そうですね。橋本さんの誠実さとか優しさが文章からにじみ出ていて、私も自分に正直でいようって思えました。
店:知らない世界を見せてくれる小説も好きだけど、日記本はリアルな日常だからこそ、読みたくなるのかもしれないな。
ぱん:身近な話題で共感したり、考え方の違いを知ることができるのも、いいですよね。あと話が急に変わりますが、人が食べているものは美味しそうに見える…。『読書の日記』ではパンとスープ、『うもれる日々』ではカレーが食べたくなりました。
店:わはは! バイトぱんの日記もいつか読みたいです。
ぱん:読書も日記も、気楽に続けようと思います!

著:阿久津隆
NUMABOOKS
1850円

著:橋本亮二
十七退勤社
1100円