エア本屋の「いか文庫」。
誰かを応援することが自分を変える一歩になるかも。
店主(以下 店):バイトいも、おつかれさま〜。あ、『メタモルフォーゼの縁側』読み返してるの?映画も良かったよね。
バイトいも(以下 い):おつかれさまです〜。そうなの。映画を見たら、ますます気に入ってしまって。
店:おばあちゃんと高校生が、BL(ボーイズラブ)マンガをきっかけに知り合って友情を深めていく物語って聞いて、最初は「どういうこと?」って思ったけど。
い:ね。でもいざ読み始めたら止まらなくなって、あっという間に読み終えてしまったよ。
店:だよね!出会うことで2人がちょっとずつ変わっていくのも良くって、いまや私のバイブル。こんなふうに、何歳になってもメタモルフォーゼ(変身)できる人になりたい!って思うよ。
い:うんうん。夢中になれるものがあるって素敵なことだし、それを誰かと共有できるって最高に楽しいことなんだなぁって改めて思った。昔から無趣味の私には、2人がキラキラして見えて、疑似体験しているような幸せな気持ちになったよ。
店:同じマンガの同じシーンにキュンキュンして、主人公たちを「応援したい!」っていう気持ちで盛り上がれるって、同世代でも楽しいのに、58歳も年が離れていてもできるんだってことにも感激して泣いちゃう。
い:わ。ほんとに涙目になってるし!
店:応援したいといえば、最近もうひとつ、そう思えたマンガがあってね。イギリス発のBLマンガ『ハートストッパー』です。
い:どんなお話なの?
店:ゲイだとカミングアウトしている高校生のチャーリーと、同じ学校のニックの物語でね。ニックは自分も周りもストレートだと思っていたんだけど、チャーリーと知り合って仲良くなるうちに意識を変えていくんだ。この2人がなんともかわいらしくて。それこそ『メタモルフォーゼの縁側』の雪さんとうららのように、一緒に読んで感想を語り合いたい!って思える物語なんだ。
い:うわー、それは読んでみたい!私も2人みたいに語り合って応援したい!
店:応援したいって気持ちから、自分も変わりたい、頑張ろうって気持ちになれるのって、すごくいいよね。
い:うん。人に頑張れって言うと、自分にも頑張れって思えちゃうの、不思議だね。
店:本を読んで語り合うの、やっぱり楽しいな〜。あ!みんなもおつかれさま〜!
バイトちゃん、バイトぱん、バイトもりもり:おつかれさまですー!
店:いまちょうどこの本の話をしてたんだけど、みんなは読んだ?
─── 閉店後のおしゃべりはまだまだ続く……