エア本屋の「いか文庫」。
知らない世界はやっぱり面白い。
バイトぱん(以下 ぱん):店主おつかれさまです!最近話題の『ムー 異世界の歩き方』という本、読みましたか?
店主(以下 店):品切れ続出の話題本だね!まだ読んでないけど、ぱんちゃんが好きそうって思ってた。
ぱん:旅行ガイドの『地球の歩き方』と、知る人ぞ知るオカルト雑誌『月刊ムー』がコラボしたこの本、私のようなオカルト好きにはたまらない内容でした!
店:やっぱり(笑)。旅行+オカルト?って謎だらけなんだけど、実際どんな内容なの?
ぱん:私も読む前は、フィクションで旅をするのかな?と思っていたんですが、ピラミッドやモアイなどの歴史的な遺跡や建造物の謎を解説するだけじゃなく、UMAや幽霊スポットなどもすべて、地図や行き方が紹介されていて、実際に行くこともできるんです!
店:行けちゃうの⁉
ぱん:はい!それに、さすが地球の歩き方。後半には旅の準備のページや、お土産も紹介されていて、実用性にも優れてるんです。
店:地球の歩き方、ますます信頼度アップだわ!
ぱん:分厚くて読みごたえがあるんですが、一つひとつのスポットは1ページくらいでまとまっていて、サクサク読めちゃいます。ちなみに私がいちばん行きたいのは、アメリカで最も有名な幽霊屋敷「ウィンチェスター・ミステリー・ハウス」。屋敷の夫人が、幽霊にとらわれている妄想に駆られて部屋を増築し続け、最終的に迷路のようになってしまったという有名な場所です。
店:き、気になるー!あ、幽霊といえば最近、怪談の本を読んだよ。基本的に怖いものは苦手なんだけど、この『怪談まみれ』の著者、深津さんの怪談は怖いだけじゃないから読めるのよね。
ぱん:怖いもの苦手な店主が怪談を!どんな本ですか?
店:深津さんの実体験と、取材して集めたいろいろな人の実話をまとめた本だよ。プリクラに霊が写っていたとか、事故物件の話とか、震える話もあるんだけど、ご先祖さまからのメッセージの話や予知の話もあって。ぎゃー!って怖がるというより、目に見えない何かって実在するんだって受け入れられるんだ。どの話も淡々と語られていて、希望が見えるようなものも多いしね。
ぱん:希望が見える怪談っていいですね。読んでみたいです。
店:前から聞きたかったんだけど、ぱんちゃんは、オカルトのどんなところに惹かれるの?
ぱん:子供のころから好きだったのであまり考えたことなかったんですが…。本当にあるかわからないけど、自分の目に見えない世界が存在するんだとしたら知りたい!っていう好奇心でしょうか?
店:なるほど好奇心か。私もこれからは、怖がりすぎず、そういう気持ちで読んでみようかな。
ぱん:ぜひ!