LA発の台湾ひとり鍋専門店「ボイリングポイント」②
編集部が“いま気になること”を紹介している「気ままにメトロポリターナ」。旅好きの編集部員・渡邉が、まだ行ったことがない台湾の魅力を、日本にいながら探るシリーズ企画。第2回目となる今回は、前編に引き続き、LA発の台湾ひとり鍋専門店「ボイリングポイント」をご紹介します。
オープンから1年半を迎える「ボイリングポイント」。開店以来、日本人はもちろん、多くの在日台湾人が来店しているそう。いかに本場の味を追求しているか、期待が高まります…! 後編では、専門店だからこその魅力を紹介します。前編に引き続きお話を聞かせてくれたのは、「ボイリングポイント」広報担当の雷玉茹(レイ・ユージュ)さん。台湾の人たちにとって身近な台湾屋台で食べられる“台湾ひとり鍋”を、日本ではどのように提供しているのでしょうか。

まずはメインの鍋料理から。具材と味つけが異なる9種類の鍋は、すべて好みの辛さを選んで注文できます。「きのこ野菜鍋」を除く8種類の鍋は、牛骨スープをベースに、特製の沙茶醤(サーチャージャン)を使用。八角やパクチーなど、さまざまな香辛料が生み出す複雑な味が、台湾一人鍋ならではの味わいなのだそう。なかでもまず味わってほしいのは、定番メニューの「ハウススペシャル鍋」。台湾名物「臭豆腐」やつみれなど、具材が変わるごとに楽しい味わいです!

続いて人気なのが、「あっさり海鮮鍋」と「スパイシー台湾鍋」。この2つも台湾の人から高い人気だそう。ほかにもLAで人気No.1の「BPビーフ鍋」や、日本人好みの「ジャパニーズ味噌鍋」など、一度は試してみたいメニューばかり! 「きのこ野菜鍋」に限り、スープも具材も動物性の食材は不使用。ヴィーガン対応なので、よりヘルシーに鍋を食べたい人にもおすすめです! さらに注目したいのは、テーブルにある3種のソース。ひとつの鍋で、たくさんの“味変”ができるのはうれしい限り!

ところで、アメリカと日本では、メニューに違いはあるのでしょうか? レイさんにお聞きしました。「この店では、日本の方にも食べやすい9種類の鍋を、1サイズ(Sサイズ)でご提供しています。一方アメリカでは、日本の倍以上のメニュー数があり、SとMの2サイズをご用意しています」。すでに何度か鍋を食べている私ですが、9種類の中から1つを選ぶのに毎回迷ってしまいます…。Sサイズでも食べごたえたっぷりなので、メニューもサイズも、アメリカにはさらに上があるとは驚きでした!

台湾ビール 550円、台湾唐揚げ(小)495円
「ボイリングポイント」のメニューはひとり鍋だけではありません。一品メニューやデザート、ドリンクに至るまで、どれもこれも本場台湾の味! 「台湾ビール」と「台湾唐揚げ」で、屋台さながらの気分に浸るのもアリです! 鍋やサイドメニューで味わえる名物「臭豆腐」をはじめ、鍋で使われている調味料などは、店内やオンラインショップで購入することも可能。行くたびに発見があるので、ついつい通いたくなってしまいますね。渋谷に行きがてら、台湾気分を味わってみてはいかがでしょうか。
BOILING POINT(ボイリングポイント)
渋谷区宇田川町33-1 グランド東京渋谷ビル 3F
[TEL]03-6455-3226
[営]11:30〜23:00(20:30L.O)
[休]無休