日本にいながら台湾気分 vol.2 BOILING POINT(ボイリング ポイント)〜前編〜

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LA発の台湾ひとり鍋専門店「ボイリングポイント」前編

編集部が“いま気になること”を紹介している「気ままにメトロポリターナ」。旅好きの編集部員・渡邉が、まだ行ったことがない台湾の魅力を、日本にいながら探るシリーズ企画。第2回目となる今回は、2020年に日本初上陸した、“台湾ひとり鍋”専門店「ボイリングポイント」を前編・後編にわたって紹介します。

東京ではいたるところで見つけられる台湾料理店ですが、今回ご紹介する「ボイリングポイント」は、珍しい“台湾ひとり鍋”の専門店。すでに台湾へ行ったことがある人はご存知かもしれませんが、まだ一度も行ったことのない渡邉にとって「台湾ひとり鍋」は、とても新鮮な響き…。実際に食べてみると、その美味しさに大感動! ということで今回は、「ボイリングポイント」広報担当であり、台湾出身の雷玉茹(レイ・ユージュ)さんに、お話を聞いてきました。

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台湾のローカルフード“台湾一人鍋”を提供する、アメリカLAにある「ボイリングポイント」1号店。
画像提供/ボイリングポイント

「ボイリングポイント」は、台湾生まれの創業者・周志豪(ジョー・チーハオ)さんが2004年にアメリカのカリフォルニア州に1号店をオープン。当時の西海岸は、本場の台湾料理が食べられる場所はほとんどなかったそうです。そんな背景から、自信のふるさとの味である“台湾のローカルフード”が食べられる場所をつくろう!と思い立ったのが始まり。おひとり様はもちろん、2人以上でも楽しめる斬新な“ひとり鍋料理店”は、またたく間に人気を博し、現在はアメリカとカナダであわせて20店舗以上を展開する人気店となっています!

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渋谷にある「ボイリングポイント」日本一号店。場所は、渋谷駅から渋谷センター街を進んだところにある商業ビル「グランド東京」の3Fにあります。

こちらのお店が日本に初上陸したのは、2020年。日本に進出が決まった経緯は、どのようなものだったのでしょう。「日本はグルメな人が多いだけでなく、おもてなしの心を大切にする文化があります。日本の人々に通用する味とよりよいサービスを追求することで、ほかの国にも受け入れられるお店になれるのではと考え、日本進出を決めました」と、レイさん。日本人からすると、台湾はお隣の国でもあり、とても親しみが持てますが、こちらはそもそもLA発のお店。そう考えると、アメリカとカナダの次に日本が選ばれたことは喜ばしいですね!

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台湾のいたるところで見かける「台湾屋台」の風景。特別に、現地で撮った写真をレイさんに見せていただきました。
画像提供/ボイリングポイント

気になるのは、台湾の人にとって「ひとり鍋」はどんな食べ物なのか? ということ。そのルーツは、台湾の食文化に大きく影響を与えている「台湾屋台」にありました。ごはんからお惣菜、スイーツまで、なんでもそろう屋台。ここで必ず扱われているメニューが「ひとり鍋」。レイさんいわく、台湾の人にとってひとりでごはんを食べる習慣はとても身近なもの。なかでも鍋や汁物は通年食べられている国民食。“屋台でひとり鍋”というのは、まさに台湾の文化! 日本でいうところのラーメンのような存在なのだそう。

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「ボイリングポイント」の看板メニュー。詳しくは、後編をチェックしてみてください!

「ボイリングポイント」のひとり鍋は、台湾にルーツを持つ人なら、誰もが“ふるさとの味”と感じる、台湾発祥のローカルフード。けれど、私のようにまだ台湾を知らない場合、どう味わうのが正解? はたまた何が“台湾鍋”なのか? いまいちイメージがつかめないのが正直なところ…。台湾屋台のローカルな味わいや、「これぞ台湾!」と思えるポイントは一体どんなところにあるのか!? 後編では、実態のメニューからディープな楽しみ方まで紹介していきます。お楽しみに!


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BOILING POINT(ボイリングポイント)

渋谷区宇田川町33-1 グランド東京渋谷ビル 3F 

[TEL]03-6455-3226

[営]11:30〜23:00(20:30L.O)

[休]無休

https://bphotsoup.jp




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