《明治神宮前・原宿》ヴィーガンのイメージを覆す、絶品プラントベースバーガー

2022.10.07 グルメ

編集部が“いま気になること”を紹介する「気ままにメトロポリターナ」。ヘルシーなうえに、地球環境にもやさしいことから注目を集める “プラントベースフード”。今年、原宿の人気ハンバーガー店から、なんと10種類もの“プラントベースバーガー”が登場！編集部員・渡邉が、その開発秘話も含めて聞いてきました。

おいしいものに目がない編集部員、渡邉です！私が時折、無性に食べたくなるのが、ジャンクフード。中でも、やはり肉汁がしたたるハンバーガーは外せません！そんな肉食系の私が、原宿にあるお店で出合ったハンバーガーは、これまで食べてきたどのハンバーガーにも引けを取らない食べごたえでした。しかもそれが、肉や魚などの動物性食品を使わないプラントベースというのですから、驚きは倍以上！今回は、その“プラントベースバーガー”の魅力に迫ります。

2007年にオープンし、本場・アメリカさながらのハンバーガーを日本で味わえる店として知られる「THE GREAT BURGER」。本格的な味わいはもちろん、見た目のインパクトがあるメニューや、西海岸にいるかのようなお店の雰囲気も、人気を集める理由です。そんな同店で、今年、新メニューとなる“プラントベースバーガー”が登場しました。しかもその数、10種類！これは見逃せません！ということで、早速お店へ向かいました。お話を聞かせてくれたのは、オーナーの車田篤さんです。

_{原宿のラフォーレ前交差点から、渋谷方面に5分ほど歩いたところに位置する「THE GREAT BURGER」。取材に伺った日は、平日にもかかわらずオープン前からウェイティングが見られるほどの人気ぶり。}

「THE GREAT BURGER」のプラントベースバーガーは、同店のレギュラーメニューのハンバーガーを、すべて植物性食材に置き換えてつくったもの。“置き換える”といっても、すでに完成されているハンバーガーを、植物性で再現というのは限界がありそうです…。じつは以前から、ヴィーガン対応のプラントベースバーガーの需要を感じていたという車田さん。幾度となく試作を重ね、満を持してプラントベースバーガーの発売にいたったそうです。そう聞いては、食べる前から期待が高まりますね！

_{揚げたてのフレンチフライがついた、プラントベースアボカドモッツァレラバーガー。2200円}

私が注文したのは、とくに人気という「プラントベースアボカドモッツァレラバーガー」。運ばれてきたバーガーを見てびっくり。なんともりもりのバーガーでしょう！人によっては、手でつかむのも難しいのでは（!?）と思うほどのビッグサイズ。私も決して手が大きい方ではないため、なんとかバーガー袋に移し替えて、ガブリ（と食らいつく）。ジューシーで肉々しいパティと、もちもちフワフワ食感のバンズ…。正直なところ、一体どこがプラントベース？と、思わず顔がほころんでしまいました（笑）。

_{一見すると、本物の肉を使ったパティのように見える、大豆をベースとしたパティ。車田さんが、植物性代替肉ブランド《MEATLESS FUTURE》とともに開発して生まれた、究極のパティだそうです。}

車田さんが目指したのは、王道のハンバーガーに負けないおいしさと食べごたえを兼ね備えた、植物性食材のみでできたハンバーガー。その開発にあたって、いちばん苦労したのは、やはりパティづくりだったそう。しっかりした旨みと肉肉しい歯ごたえを、植物性食材のみで再現するのは至難の技。このプラントベースバーガーが完成したのは、車田さんがサステナブルな植物性代替肉ブランド《MEATLESS FUTURE》によるパティ開発に携わったことが大きかったといいます。

_{ハンバーガーのほかにも、プラントベースナゲットもあります。コーラなどの定番のドリンクに加えて、自家製ドリンクやデザートも充実しているので、ハンバーガーの食べ比べだけでなく、すべてのメニューを試してみたくなりました！

ミントベリーレモンソーダ 759円、プラントベースナゲット 2200円}

こだわりは、パティのみにあらず！卵とバターを使った従来の自家製バンズは、卵を抜いたうえに、バターを⾖乳や植物油に変更。ソースには、植物性の燻製マヨネーズを使⽤。これが、より奥行きのある香りや味わいを生み出し、きざんだピクルスとよく合うんです！食べ終わったあとも、従来のハンバーガーに負けない見事な満足感。これには本当に驚きました。ご⾃宅でも簡単につくれるバーガーキットもオンラインショップで販売しているので、気になる人は、お店でも、自宅でも、その美味しさを確かめてみてください。