編集部がおすすめする、ほっこりグルメマンガ2選


「気ままにメトロポリターナ」特別編! 今回は、メトロポリターナ編集部・関根がイチオシのグルメマンガをご紹介します。年末が近づき、もうひとふんばりなこの時期。あたたかな登場人物とおいしいごはんに癒やされてみませんか? この2冊で、心も、おなかも(?)満たされることまちがいなし。

編集部がいまおすすめしたい2冊

1つ目は、家族でファンの『クッキングパパ』です。数々の美食が集まる街である博多に暮らす荒岩一味は、元気に働く料理上手なサラリーマン。『クッキングパパ』では、荒岩と妻の虹子、長男のまことと長女のみゆきの4人家族を中心としたあたたかな日常と、荒岩やその周りの人々が腕をふるう料理が描かれています。第1巻から読み続ける父の影響で、幼いころから『クッキングパパ』を読んで育った私。東京出身ですが、福岡が第二の故郷であると言っても過言ではありません。

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『クッキングパパ』第1巻 著:うえやまとち 講談社

荒岩がつくる料理は、肉じゃがやカレーなどの定番料理から、ズボラさんも大歓迎の缶詰を使った一品、骨を切る工程からはじまる本格コンソメスープまでさまざま。また、料理のみならず、巻を追うごとに成長する登場人物たちも、見どころのひとつです。あの人の社内結婚や荒岩の昇進、まことの進学…。どんなときでも、料理が人と人の心をつないでいきます。第1巻では生まれていなかったみゆきも、最新刊では中学生…! これからの『クッキングパパ』も、とても楽しみです!
 

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『広告会社、男子寮のおかずくん』第1巻〜5巻 著:オトクニ リブレ

おすすめのグルメマンガ2つ目は、『広告会社、男子寮のおかずくん』。営業の西尾、マーケティングの東良、制作の北、経理の南郷は、広告会社で働く超多忙なサラリーマン。同じ寮に住む4人の癒しといえば、毎週金曜日の夜に行われる、持ち寄りの晩餐会です。多忙な日々に翻弄されながらも、仕事に恋愛に、毎日を全力で生きる男たち。この作品では、そんな4人の奮闘記と、4人の心とお腹を満たす、愛情たっぷりのごはんが描かれています。

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『広告会社、男子寮のおかずくん』最新巻(第6巻)著:オトクニ リブレ

ごはんを食べながら仕事について話しあったり、失恋を慰めたりと、晩餐会を通して4人の関係が育まれていく様子を見ると、食が持つ力の大きさにあらためて気づかされます。そしてなにより、美味しそうな料理を見ていると、読み終えるころには空腹に(笑)。次巻を待ちわびていたところ、なんと12月20日(日)に最新刊が発売されるそうです。今年は、全力疾走の4人を見届けて年末を迎えようと思います。みなさんも、4人の毎日と晩餐会に癒やされてみてくださいね。


関根 栞(せきね しおり)

メトロポリターナ編集部員。趣味は映画と旅。好きなものはカフェラテ。海外に行きたい気持ちをおさえながら、映画を見て過ごしています。


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