東京メトロ沿線で見つけたことを、編集部が気ままに紹介する「気ままにメトロポリターナ」。今回は、本誌3月号「代々木上原からSTAY LOCAL」でも触れた、経堂にあるタイ料理店をご紹介します。
経堂/タイ屋・ソンタナ
前回の「大浪漫商店」に続き、今回も3月号の特集から、編集部・関根が気になったお店をご紹介! 経堂の街を取材したページのなかで、東京農業大学の学生が教えてくれたタイ料理屋「タイ屋・ソンタナ」(以下「ソンタナ」)。多国籍料理好きの私はいてもたってもいられず、さっそくお店へ行ってきました。こちらは、2020年12月からはテイクアウトのみの営業。できたての料理から冷凍パックまで、自宅で楽しめるタイ料理が充実していました。

「ソンタナ」のメニューは、約60種類。前菜からデザートまで幅広くそろっていて、すべてテイクアウトができます。できたての料理の提供にこだわっているとのこと。お客さんの来店時間にあわせて料理をつくり始めるので、お店で食べるものと変わらない美味しさを味わうことができます。数あるメニューのなかでも、店主の工藤幸一さんのイチオシはガパオライス。本場のガパオライスは、「ガパオ」を意味する“ある材料”がとっても重要なんです。

それは、「ホーリーバジル」と呼ばれるハーブ。タイではガパオライスに欠かせない材料ですが、日本では使わずにつくっていることも多いそうです。「ホーリーバジルが入っていなければ、ガパオライスとはいえません。本物のガパオライスを、ぜひみなさんに食べていただきたいです」と工藤さん。「ソンタナ」のガパオライスには、ホーリーバジルがたっぷりと入っていて香りが違います。甘辛くピリッと唐辛子がきいた味つけも、ジャスミンライスと相性抜群です。

「ソンタナ」が3月からはじめたのが、冷凍タイカレーの販売。全7種類あるなかでも私のお気に入りは、「鴨とぶどうのレッドカレー」です。まろやかなココナッツベースのルーに、やわらかな鴨肉とぶどうがゴロゴロ。スパイスとぶどうの甘みのバランスがよく、どんどん食べ進めたくなる味です。カレーは半年ほど冷凍保存できるそうなので、自宅でも好きなときに、お店のタイカレーが食べられます。ぜひ「ソンタナ」のタイ料理で、充実したおうちごはんを過ごしてみてください。

SALA SONTANA
世田谷区経堂1-26-15 石塚ビル 2F
[TEL]03-5426-2329
[営]ランチ 木〜日・祝 12:00〜14:15(L.O. 14:00)
ディナー 水〜日・祝 17:30〜21:15(L.O. 21:00)
※当面はテイクアウトのみの営業。詳細はHPで確認を
[休]月・火
http://sontana.net