懐かしくて、やさしい味に出会う[ほっとする 西日暮里]

グルメ, おでかけ

あたたかみのある雰囲気や独特な佇まいが魅力的な下町ならではの、おいしいお店を訪ねる。

中野屋

ずっと変わらない、日暮里のつくだ煮屋さん

 日暮里駅から谷中銀座商店街までの道中にある、大正12年創業のつくだ煮の専門店。軒先には大皿に盛られたつくだ煮がガラスケースに収められ、近づいてみると、しょうゆの香りがいい匂い。開店当時から変わらぬ、下町の味を楽しめるこちらのお店。じっくり煮込まれた定番のあさりやしらす、葉唐辛子の他にも、季節によって旬の食材を使ったつくだ煮もある。しっかり味のしみ込んだつくだ煮は、どれも炊きたてご飯といっしょにかきこみたくなる味わい。

定番のつくだ煮は、お店の奥でつくられている。軒先で立ち止まる人の中には、海外からの旅行客も多いそう/しらす 630円(100g)

現在は二代目ご主人と三代目にあたる息子さん、そして二代目のお姉さんの3人がお店に立っている

NAKANOYA

荒川区西日暮里3-2-5
[TEL]03-5643-2115
[営]9:00〜17:30
[休]水

小鳥

下町に灯る、老舗赤ちょうちんのお店

 カウンターが7席と、奥に4人座ればいっぱいの座敷を備えたこぢんまりとした佇まいの「小鳥」。赤ちょうちんがぽっつりと灯るお店の外観は、とても渋い。西日暮里駅からほど近い路地で40年近く営業している、まさしく下町の良心的なお店だ。焼き鳥、鳥モツなどの定番メニューの他に、お母さんが腕によりをかけた日替わりのメニューが並ぶ。どの料理も丁寧な味わいで、しみじみおいしい。西日暮里に来たら、つい寄りたくなってしまうお店のひとつ。

開店以来、継ぎ足しで使われているタレは、あっさりしてお酒によく合う/焼き鳥の盛り合わせ 550円

夜9時まではお母さんが1人で切り盛りし、その後寡黙なご主人にバトンタッチ。「40年厨房に立ってきて、料理のレパートリーもだんだん増えてきたんです」

KOTORI

荒川区西日暮里5-31-5
[TEL]03-3806-0147
[営]17:00〜25:00
[休]無休

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