おいしいだしをとるのなら、調理道具にもこだわりたい。
老舗「日本橋木屋」で、まずは基本のだしとり道具をそろえよう。
日本橋木屋
自宅で”だし“をとるなら、まずはこの道具を
1792年創業の老舗「日本橋木屋」には、包丁を中心に日本の伝統的な生活道具が数多くそろう。この店の副店長である安部知男さんに、だしをとるために必要な、基本の調理道具を教えてもらった。
「削りたての鰹節を味わうなら、やはり鰹節削り器は欠かせない道具。削るときは両手に負荷がかかるので、安定しやすい大きなサイズのものがおすすめです。だしをとるときの鍋は、アルミ製で軽くて使いやすい雪平鍋を。鍋の表面が槌で打ち出され、凸凹状になっている雪平鍋は、表面積が広いので熱が速く伝わりやすい、という特徴があります。だしを濾すときは、網目の細かいざるや濾し布などがあると便利ですね。ざるに濾し布をしいておけば、小さな削り節も残さず、きれいにだしを濾すことができます。鰹節は、やっぱり削りたてがいちばんおいしいので、ぜひ鰹節削り器からそろえてもらえると、うれしいです」
これだけあれば、あとはおいしいだし食材を購入するだけ。自宅で早速だしをとってみよう。
鰹節削り器
職人の手仕事が光る、樫素材の鰹節削り器。木屋で購入すれば、使いやすいように台や刃の調整もしてくれる
義久 鰹節削り器 1万5000円
雪平鍋
軽くて丈夫で使いやすい、昔ながらの雪平鍋。鍋の表面は熟練の職人によって、一つひとつ丁寧に槌打されている
味の道具揃え ゆき平鍋(Φ18cm)4700円、ふた(ゆき平鍋Φ18cm用) 1260円
ざる
ステンレス製でシンプルなデザインのざる。ボウルや鍋の縁にかけて使用することができる、便利なフック付き
味の道具揃え ストレーナー(Φ13cm) 2850円
濾し布
漂白をしていない、未晒しの伊勢木綿を使用して織られた濾し布。ナチュラルな素材のため、料理にも安心して使える
未晒し木綿 3枚組(36×36cm)1000円
NIHONBASHI KIYA
中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1・1F
[TEL]03-3241-0110
[営]10:00~20:00
[休]COREDO室町1に準ずる
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