涼しい風が心地いい、この季節。アウトドアに出かけるなら、おしゃれなフレンチに挑戦してみよう。レシピを教えてくれたのは、国内外のさまざまな受賞歴を持つフレンチレストラン「été」の庄司夏子シェフ。自然に囲まれた場所はもちろん、グランピング施設や、おうちのバルコニーでも!とっておきのフルコースとともに秋を楽しもう。
肉料理:パイ包み焼き
仕込んだ牛肉をパイ生地で焼き上げる
食べごたえ抜群のメイン料理!
Chef's Comment
「メインの肉料理・ヴィアンドは、牛肉のミンチとフィレを贅沢に使用し、パイシートで包んだ一品。ホットサンドメーカーは、仕切りのないシングルタイプを使いましょう。ホットサンドメーカーがなくても、アルミホイルでしっかり包みこんで火にかければOK。ぜひナイフで切り分けて、ひと口ずつ味わってみてください」
[材料]約4人分
玉ねぎ:1/2個
ピスタチオ(アーモンドでも可):大さじ1
牛の赤身肉(ヒレなど):約100g
ほうれん草(もしくは大葉):4枚
冷凍パイシート:2枚
A 牛粗挽き肉:約150g
カレーパウダー:小さじ1(あれば)
トマトペースト:小さじ1(あれば)
塩:小さじ1/2
胡椒:小さじ1/3
塩:適量
粒マスタード:適量
[つくりかた]
1. 玉ねぎは、みじん切りにしてしんなりするまで炒め、冷ましておく。ピスタチオは、ローストしてダイスにしておく。牛の赤身肉は、ホットサンドメーカーに収まるサイズ(10×8×2cmほど)に切り、常温にしておく。
2. ボウルにAを入れて、さらに炒めた玉ねぎとピスタチオダイスを加えたら、よくこねる。
3. 切って常温にしておいた牛の赤身肉で、2を包み、さらにほうれん草または大葉で包む。
4. 冷凍パイシートを3mmの厚さにのばし、1枚をホットサンドメーカーのサイズに合わせてしいたら、3を置く。さらにもう1枚パイシートをかぶせてサンドする。
5. 弱火で表と裏を約10分ずつじっくり焼く(火加減によって火の入り具合が異なるため、途中で焼き加減をチェックしながら焼く)。
6. ホットサンドメーカーから取り出し、切って盛りつけたら塩と粒マスタードを添える。
《Outdoor Gear》
あると便利なギア
「ホットサンドメーカー」
フチがしっかりと閉じる設計にこだわったホットサンドメーカー。フッ素樹脂加工により、焦げつきにくく、お手入れも簡単。セパレートタイプだから、2つのミニフライパンとしても使用可能。
《イワノ》ホットサンドメーカーFT 4990円
ユニバーサル物産 イワノ事業部
Tel : 050-3627-0414
つけあわせ:モンドールのガーニッシュ
この時期ならではの高級チーズを、
まるごと使った贅沢な一品。
Chef's Comment
「毎年、秋になると手に入るヨーロッパの伝統的なチーズ『ヴァシュラン・モン・ドール(通称モンドール)』。このチーズを野菜やベーコンと合わせて、メインの肉料理のつけあわせにしました。どんなワインともよく合いますよ」
[材料]つくりやすい分量
モンドール:1個(容器ごと/食べかけでもOK)
じゃがいも:1個
厚切りベーコン:1枚
にんにく:1片
マッシュルーム:6個
オリーブオイル:適量
卵黄:1個分
胡椒:適量
[つくりかた]
1. じゃがいもはゆでる、またはローストして火を通し、1.5cm角に切る。ベーコンも1.5cm角に切り、にんにくはみじん切りに、マッシュルームは縦半分に切っておく。
2. 鍋にオリーブオイルを入れて火にかけ、にんにくを色づくまで炒める。さらにベーコンを入れて、こんがりとしてきたらじゃがいもとマッシュルームを入れて炒める。
3. 容器からモンドールを取り出し、容器にクッキングシートをしく。その上に、2と取り出したチーズを盛り付け、フタをしたらモンドールの箱ごとアルミホイルで包み、炭火など火元の近くでモンドールが溶けるまで置く。
4. フタをあけて、ガスバーナーで表面を炙ったら、卵黄を乗せて胡椒をふる。