涼しい風が心地いい、この季節。アウトドアに出かけるなら、おしゃれなフレンチに挑戦してみよう。レシピを教えてくれたのは、国内外のさまざまな受賞歴を持つフレンチレストラン「été」の庄司夏子シェフ。自然に囲まれた場所はもちろん、グランピング施設や、おうちのバルコニーでも!とっておきのフルコースとともに秋を楽しもう。
南仏プロヴァンスの伝統料理を、
手に入れやすい魚介をたっぷり使って。
Chef's Comment
「南フランス発祥の料理『ブイヤベース』。ホタテの出汁と桜エビを使い、手軽につくれるレシピにしました。有頭エビを使ったり、貝やイカなど、いろんな種類の魚介を組み合わせると、さらに濃厚な味わいが楽しめます。ブイヤベースが残ったら、米を加えてリゾットにしても。朝食にもピッタリですよ」
[材料]約4人分
A ホタテの出汁
ホタテの干し貝柱:5~6粒
水:1.5リットル
にんにく:2片
玉ねぎ:1個
トマト:大1個
オリーブオイル:適量
有頭エビ:4尾
お好みの魚(切り身):4切(400g前後)
塩:適量
乾燥桜エビ:大さじ2
白ワイン:適量
ローリエ:1枚
タイム:2本
サフラン:ひとつまみ
お好みの貝類(アサリ、ホタテ、牡蠣、ムール貝など):お好みの量
イカやタコ(切り身):お好みの量
イタリアンパセリ :適量
[ルイユの材料]
マヨネーズ :大さじ4
卵黄:1個分
カイエンヌペッパー:3つまみ
オリーブオイル:適量
[つくりかた]
1. ホタテの出汁をとる。鍋にAを入れて、火にかけて沸かしておく。にんにくと玉ねぎはそれぞれスライスし、トマトはブツ切りにしておく。
2. 大きめの鍋にオリーブオイルをひき、スライスしたにんにくを加えて火にかける。にんにくが色づいたら、有頭エビ、魚の切り身を加えて、表面に焼き色がつくまで焼き、塩をふりかけ、いったん取り出しておく。
3. 2の鍋に、玉ねぎ、トマト、乾燥桜エビを入れて、水分が少し飛ぶまで炒める。鍋の内側に白ワインをひとまわし入れ、さらに、ローリエ、タイム、サフランを加える。
4. ホタテの出汁と、2で焼いた有頭エビと魚の切り身、お好みで貝類、イカやタコを加えて、貝が開くまで煮て、イタリアンパセリをちらす。
5. ルイユをつくる。ボウルにマヨネーズと卵黄を入れて混ぜる。器によそい、カイエンヌペッパー、オリーブオイルをかける。