三越駅前地下歩道にある、企業を表現する暖簾展示

《日本橋》歴史と文化をアートに体験「NIHONBASHI MEGURU FES」開催中 11月20日(水)まで


 古きよき伝統と、新しいムーブメントが共存する街・日本橋。日本橋の各エリアで11月20日(水)まで、地元企業や新進気鋭のクリエイターが街の魅力を発信するイベント「NIHONBASHI MEGURU FES」が開催されています。地元企業を表現した暖簾などが楽しめる「めぐるのれん展」や草間彌生さんやコシノヒロコさんらアーティストがデザインした風呂敷を展示する「FUROSHIKI TOKYO展」など、さまざまなプログラムが開催されており、新しいアート体験が楽しめますよ。

 「NIHONBASHI MEGURU FES」は、デザイン、エンターテインメント、フードをテーマに街の各エリアで開催される7つのイベントから成ります。メーンイベントの一つ「めぐるのれん展」では、地元企業や街を表現する個性あふれる暖簾が半蔵門線・銀座線の三越前駅地下歩道とCOREDO室町テラス前地下歩道に展示されています。三越前駅地下歩道は、「にんべん」など地元企業32社を表現する暖簾が長さ約100メートルに渡り展示され、迫力の「暖簾ロード」となっています。江戸時代の日本橋を描いた絵巻物「熈代勝覧(きだいしょうらん)」を彷彿とさせる賑わいで、見覚えのあるロゴマークがアレンジされているのを見るのも楽しいですよ。

 また、COREDO室町テラス地下1階エントランス前では、東京オリンピック・パラリンピックのロゴをデザインした野老朝雄さんの作品「野老紋様暖簾」や波戸場承龍・耀次さんが日本橋の麒麟像をモチーフにデザインした「麒麟曼荼羅」、建築家の長坂常さんの「のれん」などトップクリエイター7名、若手デザイナー5名の作品も楽しめます。

nihonbashimeguru3.jpg野老朝雄さんの作品「野老紋様暖簾」

 

 江戸桜通り地下歩道で開催されている「FUROSHIKI TOKYO展」では、風呂敷の新たな魅力に出合えます。草間彌生さん、コシノヒロコさん、蜷川実花さん、ジャン=ポール・ゴルチエさんら日本とフランスのトップアーティストがデザインした風呂敷が展示されるほか、風呂敷の歴史や結び方が学べるワークショップも開催されています。ワークショップでは、一枚で何役もこなす風呂敷の魅力の奥深さが実感できますよ。

nihonbashimeguru2.jpg「FUROSHIKI TOKYO展」の様子

 

 日本橋三越のライオン像など日本橋エリアの計14カ所のモニュメントも、イベントに合わせて風呂敷で〝おめかし〟しています(11月4日まで)。

nihonbashimeguru4.jpg日本橋三越のライオン像のモニュメントインスタレーション

 

 このほか家紋とレーザーの紋アート「紋照−mon terrace-」(〜31日)や日本橋を起点に名橋をめぐるスペシャルナイトクルージング「Nihonbashi Light Cruise」(~11月20日)なども開催されています。イベントごとに会期が異なりますので、ホームページなどで確認してくださいね。

 「COREDO室町テラス」が9月27日にオープンし、さらに賑わいを見せる日本橋の魅力と歴史を、この機会にぜひ体感してみてはいかがですか。

 

【NIHONBASHI MEGURU FES】
開催期間:~11月20日(水)
開催場所:日本橋各エリア
https://www.nihonbashimegurufes.com


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