誰もが幸せになりたいと願い、素敵な恋人やお金、人気など、多くのものを手に入れようと努力します。
優しい恋人にいつも大切にされて、一生贅沢できるほどのお金や才能もあって、多くの人から愛されて、美しくて⋮という人が不幸なわけがないと思いますよね。ところが、そんな人の自殺や薬物依存の話題が珍しくないことを考えると、幸せと「何を持っているか」はあまり関係がないようなのです。お座敷にお見えになるお客様のなかにも、すべてを手にしたように見えるのに、お幸せでない方がいらっしゃいました。
節分には「鬼は外、福は内」と言いますが、「邪魔なものは追い出して、いいものをどんどん手にしよう」という意味に取られているこの言葉に、実は幸せの奥義が隠されているように思うのです。
「自分が持っているものはつまらない。才能もないしダメな人間だ」という、絶え間なく自分を批判する声はまさに鬼。それがあると、周りからいくら褒められても、与えられても、幸せにはなれません。その鬼を追い払い、内にある(自分の存在そのもの、よいところ、能力、身近な人々)を認め、味わい、他人からではなく、自分で自分を愛することが、幸せには大切だということを教えてくれているように思います。幸せを掴むには努力が必要という考えは根強いものですが、「獲得」ではなく「認めて味わう」努力こそが、実際の幸福感には大きな影響があると思うのです。感謝の想いと、自を褒めて愛する言葉は、「今、ここで、すぐに」福を呼ぶ豆のようなもの。思うだけでなく、書いてみることも、落ち込んだときなどに思わぬ効果を発揮します。悲しいときやうれしいとき、空いた時間に、身のまわりの感謝できることや自分のいいところなどを書き記す習慣もまた、「鬼は外、福は内」につながる開運法。ぜひお試しください。
