ポジティブなメッセージを音楽に乗せて届けたい
2005年に出演したミュージカルで脚光を浴び、昨年はミュージカル2作品で菊田一夫演劇賞を受賞。ミュージカル俳優として加藤和樹はますます存在感を増している。歌手としても、昨年15周年を迎え、これまでの集大成としてアルバム『K・KベストセラーズⅡ』をリリースした。
「ミュージカルでの経験が、アーティストとしての表現力を広げるきっかけにもなっています。15年を振り返るといろいろなことがありました。5周年の際には東日本大震災、15周年にはコロナ禍と、忘れられない出来事のある年にアニバーサリーを迎えるというのは、アーティストとしてできることを問われているようにも感じています」
コロナ禍のライブでは、それ以前よりも観客のエネルギーを強く感じられるようになったという。
「たとえ声を上げることができなくても、マスク越しにお客さん一人ひとりの思いは伝わってくるものです。やはり音楽は自分ひとりで完結するものではなく、聴いてくださる方々を前にして、はじめて輝き出すものなのだと実感できる。ライブではいつも、『自分は音楽とともに生きているんだ!』という熱い思いで満たされます」
4月には日比谷野外大音楽堂で15周年アニバーサリーライブも行われる。13年ぶりという野音でのライブは、「当日は確実に晴れます!」ときっぱり。もともと自他ともに認める雨男だったのが、7周年ライブで「晴れ男になる!」と宣言して以来、ライブの日には雨が降らなくなったという。
「言霊の力って本当にあるんだなと思いました。それからは、音楽に乗せた言葉が聴いてくれる人にどう影響するかも考えるようになり、表現者として『何があっても大丈夫』というポジティブな言葉を届けたいと強く思うようになりました。このライブでは、いままで培ってきた加藤和樹のすべてをお見せします。一瞬一瞬がかけがえのない時間になるはず。ぜひ楽しみにしてください!」
かとう かずき
1984年10月7日、愛知県生まれ。2005年にミュージカル『テニスの王子様』跡部景吾役に抜てきされ、2006年にCDデビュー。歌手をはじめ、俳優、声優など幅広い分野で活躍する。2021年に出演したミュージカル『ローマの休日』と『BARNUM/バーナム』で第46回菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞。2022年5月より『るろうに剣心 京都編』への出演を控えている。
Kazuki Kato 15th Anniversary Special Live
~fun-filled day~
公演日:4月2日(土)
会場:日比谷野外大音楽堂
出演:加藤和樹&THE DRASTICS、JOKER、吹野クワガタ(ピアノ) ほか
問い合わせ:ホットスタッフ・プロモーション
Tel.03-5720-9999