1970年以前のケーキは、冷蔵、冷凍の設備が乏しく、生クリームよりも保存性のよいバタークリームが多く見られました。今はバタークリームのケーキは少なくなりましたね。
昭和のケーキは、さまざまな老舗で生き延び、繁盛もしています。
成城学園の「成城アルプス」は、少しハイセンスとなりつつあり、自由が丘の「モンブラン」の味は昭和そのもの、学芸大学の「マッタ―ホーン」はバタークリーム、神保町の「柏水堂」(閉店してしまいケーキファンに悲報が流れました)のシュークリーム、赤坂の「しろたえ」のチーズケーキ、神田淡路町の近江屋洋菓子店のアップルパイなどはなつかしく昭和の時代にタイムスリップできます。
そこには、現在のフランス菓子とは異なる世界があり、昔からのファンに支えられているのだと思います。失礼、六本木の「クローバー」(閉店後、ヨックモックのグループに)を忘れてはいけませんね。
まだまだ多くの店があるのでしょうが、私が食べてきたのはこのあたりでしょうか。
最後に付け加えると、「トップス」のチョコレートケーキとチーズケーキはロングセラーですね。50年近く前から味が変わらず、今でも通用するレベルの高いケーキを作っていたことに驚愕(きょうがく)します。
大学を卒業し、サラリーマンになった40年以上前の話になりますが、神田の喫茶店で週2回はこのケーキを食べたものです。(どういうわけかこのケーキを扱っていました)当時としては衝撃でした。