“デッドストック”と伝統技術から生まれた、 アップサイクルの新作アイテム


日本とイタリアのデッドストック生地を、新たなかたちへと生まれ変わらせるブランド《renacnatta(レナクナッタ)》。その姉妹ブランド《cravatta by renacnatta》(クラヴァッタ・バイ・レナクナッタ)から、新作が登場! ブランド初となる、レザー(革)を使用したこれまでにないアイテムが誕生した。

《cravatta by renacnatta》は、ブランド誕生以来、着られなくなった“着物のアップサイクル”をテーマにしたアイテムを展開している。今回の新作には、着物に加えて、倉庫に眠る「デッドストックレザー」を採用。ここでは、そのラインナップの一部を紹介したい。

クラッチバッグ.jpg
クラッチバッグ 3万9600円〜、サイズ:20.0×28.0×1.0センチ、仕様:内側ポケット×2、ストラップつき(取り外し可能)

抱えて持ったときに手にフィットするよう、底のマチをあえてなくしたデザイン。その一方で、サイドには広くマチをとり、開閉のしやすさと収納力を兼ね備えている。上質感のあるレザーだが、裏地には着物の生地を採用し、遊び心をくすぐられる。取り外し可能なストラップ付きだから、シーンに合わせてスタイルを変えられるのもうれしい。

名刺 (1).jpg
名刺入れ 1万7820円〜、サイズ:7.7×10.8×1.0センチ、仕様:(内側)メインポケット×1、サブポケット×2(外側)サブポケット×1

名刺入れは、収納力を高めるとともに、名刺の出し入れをスムーズにさせるために、山折りの「風琴マチを採用。角の革には、細かく均一にヒダを畳んでいく伝統技術「菊寄せ」を用いるなど、細部にまで高度な技術が光るアイテムとなっている。クラッチバッグと同様に、裏地には着物の生地をあしらった。一点ずつ異なる生地を使用しているので、より個性が際立つアイテムだ。

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ECサイト「Makuake」の先行販売では、伝統工芸「金彩」を採用したブレスレット(写真)やキーホルダーなどの限定アイテムも登場。無駄を省くため、受注が入った数のみを製造しているのも、D2Cブランド《cravatta by renacnatta》ならでは。

《cravatta by renacnatta》を展開する、株式会社Dodiciの代表・大河内愛加さんに、新作アイテムに込めた思いを聞いてみた。「着物を着なくなるのは、現代において仕方のないことかもしれません。けれどそれが大量に廃棄されている現実は、とても残念です。アップサイクルを通じて、よりいいアイテムに生まれ変わったと思ってもらえるようなブランドでありたいと思います」。今回の新作は、着物やデッドストック品の価値を高めるだけでなく、人々の消費行動を通して、伝統残業の未来が明るくなることを目指して「Makuake」での先行販売に踏み切ったという。

大河内さん.jpg
大河内愛加:15歳から13年間、イタリア・ミラノで過ごした経験を通じて、古くから残るものを自然な形で共存させる文化を身近に感じるように。日本の着物や伝統産業に着目し、《renacnatta》《cravatta by renacnatta》を展開する株式会社Dodiciの代表を務めながら、現在、イタリアと日本の2拠点で活動を行っている。

現在は、オンラインを中心に販売しているが、今後は実際に商品に触れられる場を増やし、多くの人のワードローブにさりげなく着物のアップサイクルアイテムがひそんでいる未来をつくっていきたいという、大河内さん。《cravatta by renacnatta》ならではのレザー✕着物という唯一無二の新作アイテムを、コーディネートのアクセントにしてみては。


購入・詳細はこちらから

受付期間:9月29日まで

cravatta by renacnatta ブランドサイト


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