illustration: Shogo Sekine

#ホカンスしてる?《東京#CODE》


 さて、やっとコロナの状況も落ち着いてきて、皆さんお出かけモードになっているでしょうか? 私もGWは金沢と富山に旅行に行ってきました。久しぶりの人混みにワタワタしましたが、それも3年ぶりと思えば涙が出るほどうれしいものです。大手百貨店の売り上げも、やっと調子を取り戻してきたとか。このまま、この当たり前の生活が続くことを祈るばかりです。

 ある日のこと。「ホカンスに行きたああい!」という友人の叫びが聞こえてきました。私 「え?ホカンス?」、友人「知らないんですか? 韓国発祥の造語で、ホテルでするバカンスのことですよ」。にゃあるほどです。Hotel+Vacance=ホカンス、なんですね。

 今年の頭くらいから、コロナ禍で海外旅行や遠出ができないことから、近場のホテルでゆっくりステイするスタイルがすっかり定着しました。リアルに遠出をすることはまだハードルが高いうえ、ワクチンパスポートや陰性証明があるからといって、円安の打撃は大きく、まして、燃料費も上がっているとなれば海外旅行は遠い夢。ちなみに、先日NYから帰ってきた友人に「日本の値段は何もかもがNYの3分の1。ラーメンなんてNYでは30ドル(約4000円)だよ!」と言われたのが衝撃的でした。ハワイから帰った友人も「ホテルが高過ぎて鼻血が出た」と。そうなのです。急速に日本は「安い国」になってしまったのです。

 海外に行けないのであれば、東京でプチ贅沢を、というのがホカンス。高級ホテル系でアフタヌーンティーにエステ、もちろんプールも楽しんで、夜はおいしいディナーとバーを満喫、というリゾートホテル満漢全席をたっぷりと味わっちゃうのもよし。

 しかも、このところ新しいホテルが続々オープンしています。インバウンド目当てだったホテルがおしゃれにリニューアルしていたりして、「映える」ホテルがたくさん! たとえば、シーサイドエリアでは豊洲に今年4月にプレオープンした「ラビスタ東京ベイ」や、横浜に6月にオープンする「ウェスティンホテル横浜」はまさにホカンスにはもってこい! またまた比較的お手ごろで、映える系を狙うなら、カラフルなインテリアで話題の「トグルホテル水道橋」、鶯谷の「ランダバウト東京」、日本橋兜町の「hotel K5」、西新宿の「キンプトン新宿東京」あたりもおすすめです。場所で選ぶなら、最近おしゃれエリアが広がっている東京イーストサイドも狙い目。ぐっと本格的に行くなら、やはり「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」でハワイ気分に浸るのもいいし。ホテルラッシュで目移りしてしまいますね。

 ホカンスするときのコツは、東京で非日常を味わうことです。どこか外国に旅行してホテルに滞在しているような気持ちで、一切外に出ないで、どっぷりとホテルライフを楽しむのがポイント。

 この夏は、久しぶりに水着を新調して、プールサイド女子会をするのもいいですね。ちなみに、今年話題の水着は袖付きビキニやビスチェビキニ。露出は抑え目でおしゃれ重視。海よりプールのほうが映えるのです。屋内プールなら日焼けも気にならないしね。

 2023年には東京駅近くにブルガリのホテルもオープン予定ですから、これからますますホカンスが楽しくなりそうです!

THIS MONTH'S CODE

#高級ホテル系

おすすめはアフタヌーンティーがキュートな「東京エディション虎ノ門」、プールが最高な「ザ・ペニンシュラ東京」や「アマン東京」など。

#「トグルホテル水道橋」、鶯谷の「ランダバウト東京」、日本橋兜町の「hotel K5」、西新宿の「キンプトン新宿東京」

個性派インテリアのホテルが最近のトレンド。「hotel K5」は、大正12年竣工の旧「第一銀行」別館をリノベーションした複合施設「K5」内にあるホテル。

#今年話題の水着

ますます、ウエア化の進んだ水着がトレンド。とくにシフォン袖が取り外し可能なビキニは人気。色もファッション同様に、くすみカラーがキュート。


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