エア本屋の「いか文庫」。
たとえ遠くに行けずとも、
本を通じてワールドトリップ!
バイトちゃん(以下 バ):シンチャオ、店主!
店主(以下 店):バイトちゃん、おつかれさま〜。この前、旅行に行ってたよね? どこ行ったの?
バ:ベトナム北部のサパという街に行ってきました。いろいろな少数民族が暮らしているエリアで、 街なかや市場ではあざやかな衣装を着た民族の人たちにも出会えて。
店:もしかしてモン族とか?
バ:まさに!
店:私、もともと民族衣装が好きで、学生のときからそういう雑貨を扱うお店に通ってたんだけど、とくに刺繍のアイテムが好きでさ。最近この『世界のかわいい刺繍』を手に入れて、惚れ惚れしながらページをめくってたところなの。そこにモン族も載ってたから。
バ:なんて偶然!
店:この本はね、ヨーロッパやアジア、南米など、世界中の刺繍をどっさり集めて、写真をメインに 国や民族のこと、刺繍がつくられている背景とかも書かれていて、見ても読んでも楽しい本です。モン族については、年代に内戦で難民になった多くの人たちが、難民キャンプでも刺繍をしていたってエピソードが載ってたよ。
バ:そんな大変なときにも刺繍をしていたなんて...。世界中の民族刺繍って、幸せへの願いだったり、魔除けの意味が込められていたり、宗教観などを表していたりするそうですよね。私もちょうどほかの本で、それを学んだところでした。
店:そういえば、ラブレターとしてハンカチに刺繍する国もあるって書いてあったな。バイトちゃんはどんな本を読んだの?
バ:『都会で着こなす世界の民族衣装』です。
店:わ、気になるタイトル!
バ:旅行で民族雑貨をたくさん買ってきたはいいものの「普段の生活で着られるかな?」って、ふと我に返ってしまって。そんなときにこの本に出合って!
店:私も何着か持ってるけど、最近ちょっと着るのをためらいがちだったから、ますます気になる!
バ:たとえば今回私が買ってきた、モン族のスカート。藍染の布と、花柄の生地、カラフルな刺繍をつなぎ合わせたものなんです。それには白シャツや白スニーカー、ジャケットをあわせると品のよさが強調されると紹介されていて。その通りに着てみて、鏡の前で納得!
店:なんと! 民族衣装って、個性的なファッションになるとばかり思ってた。
バ:一気に都会的な服装になりました。普段から着ることで、彼らの手仕事の素晴らしさを伝えられ るのも魅力だなとも感じました。
店:確かにそうだね。ただかわいいから身につけていたけれど、知識も一緒にしたら、より愛着が湧 きそう。いつかベトナムに行ったら、私もその村に行きたいな。
バ:ね。そんな日がはやく訪れますように!