『聖なる怠け者の冒険』 著:森見登 美彦 朝日文庫 640円 『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』 著:樺山 聡 京阪神エルマガジン社 1600円

やっぱり京都へ行きたイカ?《いか文庫 本日は閉店なり》


エア本屋の「いか文庫」。京都へ行きたいから読書でトリップ!

 

店主(以下 店):もりもり、おつかれさまー。勤務地を京都に移したのって、いつだったっけ?

バイトもりもり(以下 もり):去年の11月です。最初は少し緊張してましたが、やっと慣れて楽しくなってきました!

店:緊張?

もり:京都って、一見さんお断りみたいな空気があるのかと...。でもそんなことはなく、みんなとても優しくて、すっかり京都が好きになりました。

店:いいね〜。

もり:いま読んでいる本も京都の本ばかりなんです。

店:ほう、どんな本?

もり:まずは『京都・六曜社三代記喫茶の一族』という、三条河原町にある「六曜社珈琲店」の道のりを綴った本です。

店:六曜社、行ったことある!

もり:ほんとですか!?とにかく居心地がよくて、コーヒーはもちろん名物のドーナツがもうおいしくて大好きな喫茶店です。でも営業の裏側にはたくさんの葛藤や迷い、ぶつかり合いもあって...。

店:ぶつかり合い?

もり:はい。六曜社は、創業者の代から、奥さん、息子たち家族、お孫さんが、1階と地下の喫茶、そして夜のバーを分担するという形を取っていて、それぞれにこだわりや大事にしている部分が違うからこそ、どうしても衝突があるんです。でも逆に家族だから助け合える部分もあって。お店も家族もどうなってしまうんだろうってドキドキしながら読みました。

店:私の実家も家族でお店をやっていたから、子供ながらに大変そうだなって思っていた記憶が...。

もり:それならいっそう、読んでみてほしいです!もう一冊は森見登美彦さんの『聖なる怠け者の冒険』という小説です。

店:京都を舞台にした物語といえばの、森見さん!

もり:です!こちらは、社会人2年目の小和田くんという筋金入りの怠け者が主人公なんですが、ある日、狸のお面をかぶった正義の味方「ぽんぽこ仮面」が現れて、彼に後継者になれと迫ってくるところから始まるんです。

店:すでに摩訶不思議...。

もり:ですよね(笑)。突拍子もない展開が続くのですが、京都の地名や通り、実在するお店や建物もたくさん出てきて、街のリアルな景色が思い浮かべられるので、心躍るんです。

店:それは楽しそう!リアルに行くのが難しいいまだからこそ読みたい!

もり:景色だけじゃなく、京都の強烈な夏の暑さや祇園祭の宵山の喧騒など、本からこんなに京都を感じられるんだって驚きます。

店:旅に出たい気持ちを、本のなかでエア実現させるって、世界中でできそうな体験だね。

もり:ですね!私もまだまだ本で旅してみます!






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