『すみれ先生は料理したくない』 編集:大久保ヒロミ ぶんか社 690円 『恥ずかしい料理』 著:梶谷いこ 写真:平野愛  誠光社 1980円

料理が苦手…。でもいいじゃなイカ!《いか文庫 本日は閉店なり》


エア本屋の「いか文庫」。今夜のごはんあなたはなにつくる?

 

店主(以下 店):バイトぱん、おつかれさまでしたー。今日の夜ごはんはなに食べるの? 

バイトぱん(以下 ぱん):今日は、いや今日もお弁当をテイクアウトしようかなと…。

店:私も、スーパーのお惣、なにが残ってるかなって考えてたとこ。料理って、難しいよね…。

ぱん:疲れて帰って、ちゃんと料理してる人、ほんとに偉いなって思います。そんな話で思い出した漫画があるんですけど、『すみれ先生は料理したくない』、知ってますか?

店:すみれ先生?

ぱん:主人公のすみれ先生はピアノの先生で、きれいでやさしくて上品。周りからはなにもかも完璧だと思われているんですが、じつは収入が少ないから、なんとかやり繰りして生活していて、でもめちゃくちゃ料理が苦手という。自炊をほとんどしない私は、とても共感できる漫画なんです。

店:苦手って、どのくらい?

ぱん:味噌汁を出汁を取るところからつくろうとしたけど、全然出汁の味が出ないからって鰹節をたくさん入れ過ぎて、さらに煮込みすぎて味噌汁がドロドロになっちゃったり。

店:えっ…想像以上だった…。でも私も最近、ちゃんとした食事してそうって言われて、イメージって怖い! って思った。

ぱん:そういうのありますよね〜。そういえば最近『恥ずかしい料理』という本も読んだんです。ちょっと人に言うのは恥ずかしいけど、よく食べている料理って、誰しもあるじゃないですか。そういう料理にまつわるお話とレシピが紹介されているんです。

店:たとえばどんな料理が出てくるの?

ぱん:トーストの上に、塩揉みのきゅうりをギュッと絞ってのせた「きゅうりトースト」とか。

店: おぉ!私、納豆をのせただけの「納豆トースト」をよくつくるよ。なんか仲間感がある! 

ぱん:ほかにも「肉だんご」とか「アオリイカの沖漬け」とかちゃんとした料理もあるので、人によってはこんなちゃんとした料理も恥ずかしいって思うのか…って衝撃を受けたんです。決して派手ではないけれど、一人一人の人生がその料理に込められてるんだなっていうのを感じられるんです。

店:なるほどな〜。ぱんちゃんにもそんな料理ある?

ぱん:私は、実家でよく食べてた、豚肉と白菜を味噌で煮て、とき卵をつけて食べるっていう、名前もない料理がそれかなって思います。地味だけど、食べると元気がでるんですよね。

店:おいしそう! こんな本の話してたら、ますますお腹減ったね。帰ってごはん食べましょ!

ぱん:ほんとですね! おつかれさまでした! そしていただきまーす!






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