エア本屋の「いか文庫」。あなたの家の近くにもあるかもしれない…。
店主(以下 店):おつかれさま~。バイトぱん、夜ご飯はなに食べるの?
バイトぱん(以下 ぱん):おつかれさまです~。最近ある本を読んでスーパーに行きたくてたまらなくなってるので、スーパーのお惣菜にしようと思ってました。パリッコさんの『ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある』って本なんですけど、読みました?
店:まだ最初しか読めてないけど、買ったよ!だってね、うちの近所のスーパーの2階がまさにノスタルジーだから。タイトルですぐ読みたい!ってなったの。
ぱん:なんと!私が最近引っ越した街にあるスーパーの2階も同じです!普段あまり見かけない、すごくリーズナブルな服が売っていたり、ゲームセンターって名称だけど、並んでいるのはガチャガチャ数台と血圧計だけだったり…。
店:それはすごい(笑)。私は、シルバーファッションコーナーを見るのが好きで、冬に買ったカーディガンがすごくお気に入り。
ぱん:掘り出し物がありそうですよね(笑)。いままではスルーしていたんですけど、一歩足を踏み入れると楽しくて楽しくて。この本のなかでは、スーパーのオリジナルトートバッグがかわいいっていう話や、パリッコさんがお惣菜をアレンジして、いろいろなおつまみを創作したりもします。
店:楽しそう~!
ぱん:いつもは必要なものだけ買って帰っていた場所に、こんな楽しみ方が!?という気分を、たくさん味わえます。
店:いいねぇ~。スーパーにまつわる本って、ほかにもあるのかなぁ。
ぱん:ありますよ!この『世にも奇妙なスーパーマーケット』は、こんなスーパーあったらいいのに~っていう漫画です。
店:お、気になる!
ぱん:そのスーパーに入店できるのは、日常のモヤモヤが溜まっている人だけで、並んでいる商品も一風変わったものばかり。たとえば、食べると勝手に涙が出て、ひと泣きするとスッキリする涙でつくったソルトキャンディとか。お客さんそれぞれのモヤモヤに合わせた商品を、店長がおすすめしてくれるんです。
店:それは魅力的!
ぱん:これは欲しい!って思ったのは、ちゃんと化粧をしなさいと上司から言われたお客さんへの商品です。食べるだけでばっちり化粧ができるチョコレートなんですけど、その上司がすごくデリカシーがなくて読んでるこっちもモヤモヤするんですよ。でも、最後にちゃんとスッキリするオチもあって、すがすがしい気分になれるんです。
店:それ、私も欲しい!じゃなくて、読みたい!早くスーパーに行きたくなってきた~。
ぱん:ですね!では早速スーパー寄りに、帰りましょう~!