日本にいながら台湾気分 vol.3 蓮珍(れんちん)

グルメ, おでかけ

編集部が“いま気になること”を紹介している「気ままにメトロポリターナ」。編集部員・渡邉が、まだ行ったことがない台湾の魅力を、日本にいながら探るシリーズ企画。第3回は、一風変わった、台湾ならではの“おいもスイーツ”をご紹介します!

人形町/連珍(れんちん)

甘党&台湾好きの編集部員・渡邉にとって、台湾スイーツは欠かせない存在です。豆花(トウファ)や台湾カステラなど、日本でもおなじみのものも多くありますが、まだ知らない台湾スイーツに夢をふくらませ、日々さまざまなお店をチェックしています。そんななか、私が最近注目しているのが、“タロイモスイーツ”。タロイモとは、東南アジアやアフリカなどで広く親しまれているサトイモ科の植物。ということで今回は、台湾発のタロイモスイーツ専門店「連珍(れんちん)」へ!

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お店は、人形町駅と水天宮前駅の中間にある商店街「甘酒横丁」に位置します。 “珍味を提供し続け、長く愛されるように”という思いから、その名前が付けられたのだそう。一見するとモダンな佇まいの和菓子店のようですが、ショーケースには、見慣れないスイーツが並んでいます。

1912年に創業した「連珍」は、台湾北部に店を構え、4代にも渡ってタロイモスイーツを届ける老舗の菓子店です。現在のオーナー、4代目・程 家旭(チャン・ジャーシュ)さんが、“多くの人にタロイモスイーツを届けたい”という思いから、台湾店に次ぐ2号店を、昨年12月、人形町にオープン。下町の情緒あふれるこの場所に、台湾本店のある街と似た雰囲気を感じたという程さん。鯛焼き屋や漬物屋など、歴史の長いお店が立ち並ぶ商店街「甘酒横丁」に、「連珍」はありました。

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「連珍」の看板商品「タロイモボール」。スイートポテトのようになめらかな食感で、上品な甘さとほのかなバターの香りが口の中に広がります。
タロイモボール 4個入り 600円/6個入り 900円

定番のお菓子「タロイモボール」の材料は、タロイモ・バター・砂糖の3つだけ。タロイモのおいしさを、シンプルに味わえる一品です。続く人気商品は、「タロイモシーミール」。シーミールとは、台湾ではおなじみの、半透明の小さなタピオカが入ったココナッツミルクのスイーツ。タロイモを使い、アレンジを施した「連珍」のシーミールは、上の層に口溶けのよいババロアを。下には、タロイモのほくほくさを残しながら、タピオカのつぶつぶとぷるぷるな食感が。ついペロッと食べてしまうおいしさです!

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新登場の「タロイモプリンパフェ」と、ババロアを組み合わせた「タロイモシーミール」。一度食べたら、やみつきになるおいしさですよ! 左 タロイモプリンパフェ 650円 タロイモシーミール 3個入り 1000円

お店に行くと、8月末に登場したばかりの新商品が。その名も、「タロイモプリンパフェ」。少し弾力のあるプリンに、スポンジと生クリーム、その上にタロイモクリームを絞った、見た目もかわいいスイーツです。いろんな味が絶妙に混ざり合い、見事なおいしさ! ロールケーキは、台湾カステラを思わせるふわふわのスポンジで、たっぷりのタロイモクリームを巻いた、食べごたえ抜群の一品。こちらは予約制ということなので、ぜひ事前に連絡をしてお買い求めを!

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著名人のお気に入りやスイーツランキングなどで、最近テレビでも取り上げられたという、「連珍」のロールケーキ。ひと口食べて、思わずうなりました(笑) タロイモロールケーキ 480円

台湾では、タピオカと同じようにドリンクのメニューに使われていたり、お鍋の具材としてもおなじみという、タロイモ。個人的に、台湾スイーツは“ストリートフード”のようにカジュアルなイメージが強かったのですが、「連珍」のタロイモスイーツは、特別なご褒美として食べられていたり、手土産としてよろこばれているものなのだそう。「連珍」のスイーツを食べれば、さらに台湾スイーツの世界が広がるはず! 気になる人は、ぜひ人形町でその味を体感してみてください。


LEN GEN 連珍(れんちん)

中央区日本橋人形町2-10-11 KYOE PLAZA 1階
[TEL]03-6810-9189

[営]11:00〜18:00

[休]不定休
Instagram https://www.instagram.com/lenjen_tokyo




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