《清澄白河》愛する佐渡の味を、東京で

2020.11.09 グルメ, おでかけ

メトロポリターナ編集部が、東京メトロ沿線で見つけたいろいろなことを気ままにご紹介。今回は、佐渡の旬の食材を届ける保存食品の専門店があると聞き、清澄白河へ。そこには、佐渡への愛であふれていました。

清澄白河／HOZON／佐渡保存

新潟県西部の日本海に浮かぶ佐渡島。その島でとれた食材を保存食品にして販売しているのが、清澄白河にある「HOZON／佐渡保存」です。当初は佐渡島にあったお店を、「東京で店を持ちたい」との思いから東京に移転し、清澄白河でオープンされたのだそうです。もともとジャムなどのパンのおともが好きで、その土地の保存食品を旅先で買うことの多い私にはたまらない品揃え。魅力的な商品の数々に惹かれ、プロダクトマネージャーの菅原香子さんにお話を伺いました。

店内には、手づくりの保存食品がずらり。「佐渡では、植物が本来育つ時期に合わせて、自然に近い状態で栽培する露地栽培が主流です。農家さんが積極的に新しい品種に挑戦していて、パッションフルーツやブドウなど、佐渡に行くたびに新しい素材に出合えます。そのときにしか採れない旬の味や、新しい素材の美味しさを引き出すために、保存食品は試行錯誤しながらつくっています」と話してくれました。佐渡の旬を東京で感じられるのも、「HOZON／佐渡保存」の大きな魅力です。

季節限定で販売されているのが、「かぼちゃのマーマレード」。柑橘とかぼちゃの意外な組み合わせに惹かれて購入しました。かぼちゃのぽってりとした食感と甘みを感じたかと思えば、レモンとオレンジのほろ苦さでさっぱりとした後味に。菅原さんによると、チョコレートソースと合わせてオランジェットのような大人の味わいを楽しんだり、あずきと合わせてやさしい甘みとコクを楽しんだりと、さまざまな味わい方があるそうです。私も、アレンジを試してみたくなりました！

このお店では、自家製の果実シロップを使用したドリンクや、佐渡島で焙煎されたコーヒー、無添加のお出汁などのテイクアウトも行っています。かぼちゃ好きの私が気になったのは、「栗かぼちゃクリームチャイ」。チャイに、自家製の栗とかぼちゃのペーストを合わせた、秋のスペシャルドリンクです。ほんのりラム酒が香り、この季節にぴったりの美味しさでした。皆さんもぜひ、「HOZON／佐渡保存」で、佐渡島の食材の魅力に触れてみてください。