東京メトロ沿線で見つけたことを、編集部が気ままに紹介する「気ままにメトロポリターナ」。編集部・渡邉が、“ノンアルコール専門”のバーで、新感覚のドリンクと大人の空間に酔いしれてきました。
0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE(ゼロパーセント ノンアルコール エクスペリエンス)
東京都などで4月25日に発令された、緊急事態宣言。今回の酒類提供の自粛要請には、衝撃が走りました。当たり前のようにお店でお酒が飲めていた頃が、遠いまぼろしのようですね。かくいう私はお酒に弱く、5月号の家のみ特集は、かなり体を張った取材になりました(笑)。そんな最中に見つけたのが、この「0% NON-ALCOHOL EXPERIENCE」。昨年7月にオープンしたこちらは、なんと“ノンアルコールドリンクのみ”を提供する、一風変わった新感覚のバーです。早速気になり、取材に行ってきました!

六本木通りに面したこちらの入り口には、「0%」という看板が。店内には、「ゼロ」をモチーフとした大きな鏡やネオンライト、バーカウンターの向かいにはソファー席が並び、スタイリッシュで幻想的な空間が広がっています。なんでも、店内は「宇宙にできた最初のバー」をイメージしているそうです。そんな異次元を思わせる雰囲気にもテンションがアガってしまいましたが、もっと気になるのは、なぜ「アルコール0%」限定なのか。お店のコンセプトを、店長の菅谷さんに聞きました。

「お酒の席は、気分が高揚している人もいれば、そうではない人もいますし、誰もがフラットな状態でいることが難しい場所です。当店では、同じ方向を向いて対話したり、心をリセットして、新しいインスピレーションが浮かんでくるような空間を提供したいと考えています」。年齢や思想を問わず、プライベートでもビジネスでも、ありとあらゆる人がさまざまな機会に楽しめることを前提としているため、ドリンクがアルコール0%であることに加えて、フードを含むすべてのメニューがヴィーガン対応なのだそう。

ドリンクメニューは、ノンアルコールのカクテルやワイン、そしてコーヒーや自家製コーラなどなど。なかでもこのお店を象徴するメニューが、「アイスランドバブル」というカクテル。こちらは、「世界のベストバー50」で連続受賞している「SG Club」監修によるもので、パイナップルジュースとジャスミンティーをベースとした、とろっとした口当たりとエキゾチックな味わい。一口飲んでみると、あまりに複雑な味わいに、本当にお酒が入っていないのか!? と驚くほどでした。

一方、シーズナルカクテルは、すべて菅谷さんが考案しているといいます。いただいたのは、アルコール0%のワインと日本酒に、クランベリージュースを組み合わせたこの時期限定の「木星イオ」。フルーティーかつさっぱりした甘みに加えて、ほのかに酸みと渋みを感じる味わいです。「カクテルは、一杯90ml前後のわずかな量。ジュースのようにスーっと飲むのではなく、ゆっくり味わってみてください。本物のカクテルに負けないよう、ボリュームのある複雑な味わいの飲み心地に仕上げています」と、菅谷さん。

ここから発信するメニューを通じて、今後いろいろな場面で、ノンアルコールがカルチャーとして認識される存在になってほしいと話す、菅谷さん。店内で提供しているノンアルコールワイン「g(ジー)」は、ボトルでの販売も行っています。ワイン用ぶどうの搾りたてをボトリングしているので、一般的なぶどうジュースとは違った味わいが楽しめますよ。誰もがさまざまなシーンで楽しめる0%スタイル、今後も注目が集まりそうですね!

0% NON ALCOHOL EXPERIENCE
港区六本木5-2-4
[営]月〜金 16:00-20:00、土・日・祝 12:00〜20:00
[休]無休
https://www.0pct.tokyo
※最新の営業状況は公式サイト、Instagramにて確認を