《下北沢》自分で挽いて淹れる。楽しい珈琲体験！

2021.09.09 グルメ

東京メトロ沿線で見つけたことを、編集部が気ままに紹介する「気ままにメトロポリターナ」。今回は、東京メトロ沿線からちょっと足を伸ばして下北沢へ。美味しいコーヒーを淹れるためのノウハウが楽しく学べる、「実験室」のようなコーヒーショップをご紹介します。

下北沢／OGAWA COFFEE LABORATORY（オガワコーヒーラボラトリー）

早起きした休日の朝に、私がよく足を運んでいるのが、世田谷区・桜新町にある「オガワコーヒーラボラトリー」。種類豊富なコーヒーと、美味しいモーニングのメニューが気に入っています。そんな「オガワコーヒーラボラトリー」の2号店が、この夏、下北沢にオープンしたと聞き、早速行ってきました！こちらのお店のコンセプトは、“体験型ビーンズサロン”。カフェとは異なり、コーヒー豆を購入する店舗であるとともに、店内のコーヒーツールを自由に組みあわせ、豆を選び、コーヒーの焙煎からドリップまでを体験できるお店です。

_{コーヒーの種類を解説したビーンズリスト。酸味や苦味のバランス、濃厚さなど、風味の違いが細かく記載されている「フレーバーコンパス」をもとに、好みの味わいを見つけることができます。

画像提供／小川珈琲}

こちらでは、シングルオリジンとブレンド、あわせて常時21種類以上のコーヒー豆を扱っています。こんなに種類があると迷ってしまいますが、そんなときにはぜひバリスタに相談を。一人ひとりの好みを聞きながら、希望に沿った豆を提案してくれるのです。フルーティな香りとすっきりとした後味が好きな私は「グアテマラエルインヘルトウノ」を選びました！豆が決まったら続いて、体験で使用するコーヒーツールを選びます。

_{コーヒーツールは、バリスタが厳選したものばかり。定番から最新モデルまで、幅広い器具をラインナップしています。

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店内に用意されたコーヒーツールは、なんと約40種類！淹れるツールだけでも17種あり、コーヒー豆を挽くグラインダーひとつにおいても、手動のものから電動まで多数。コーヒー豆を挽くグラインダーひとつでも、手動のものから電動までさまざまな特徴を持つツールが揃っているのです。気になるツールを探すのはもちろん、好みの味わいをバリスタに伝えたうえで、最適なツールを提案してもらうこともできます。今回私は《カリタ》の定番ドリッパーと、ウェーブドリッパーの2種類を使って、味の違いを比べてみることにしました。

1.4.jpg — _{焼く・挽く・注ぐ・淹れる・計るという5つの工程それぞれで、自分が選んだツールを試すことができます。もちろん、使い方はバリスタがていねいに教えてくれるので、ご安心を。

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自分好みのコーヒー豆を挽き終えたらドリップ！バリスタによると、ドリッパーの穴の数やペーパーフィルターのタイプによって、抽出されたコーヒー液の流れ方や雑味が異なり、味わいが変わってくるそうです。私が飲み比べた結果、定番のドリッパーではすっきりした味わいに、ウェーブドリッパーではまろやかな口当たりに。私は、よりスッキリと飲める定番ドリッパーで淹れたコーヒーが好みでした。ツールが違うだけで、こんなにも味や口当たりが変わるとは…。ほかのツールではどんな違いが生まれるのか？コーヒーへの興味は、体験が進むごとに深まるばかりです。

_{スコーンローストナッツ&バタークリーム添え 1400円

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自分だけの一杯を淹れたら、コーヒーとの相性を考えてつくられた、下北沢店限定のスコーンとあわせるのもおすすめです。小麦の香ばしさがしっかりと残る素朴な味わい。バタークリームやジェラートをお好みで添えることもできます。クリームをたっぷりつけてスコーンをひと口、そしてコーヒーもひと口…。もう、最高の組みあわせです。テイクアウトができるので、さまざまな場面で楽しめますね。

_{建築デザイナーの関祐介さんが内装を担当した、すっきりと美しい店内。コーヒーツールは、カウンターのなかに収納されています。

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「オガワコーヒーラボラトリー」は、この珈琲体験のみならず、アイスコーヒーやソフトドリンクなど、テイクアウトメニューも充実しています。さらに、100グラムから豆を購入したり、購入した豆を最適な状態でキープできるリザーブシステムが利用できるなど、これまでにないスタイルのコーヒーショップです。さまざまな豆やツールを試すことで、自分で淹れて飲むことの楽しさを感じられるはず。下北沢に行くときは、ぜひ立ち寄ってみてください！