「けっこう大変な頼まれごとをやったのに、まったく感謝されなかった」「自分の仕事以外の手助けをしたのに、当たり前という態度をとられた」etc…。生きていると、そんなこともありますよね。聖人君子でもないかぎり、なんだかモヤッとした気分になると思います。そんな釈然としない状況のとき、私が考えてみることがいくつかあります。
その①「前世の借りを返した」。真実かどうかはさておき、心穏やかになるための方便です。前世では自分が逆のことをしたとか、とんでもない悪人だった借りを返しているのかもと思うと、ちょっと気が収まります。その②「徳を積んだことにする」。天はちゃんと見てくれてるぞと思うと安心します。が、じつは、その③「過去にお世話になったことを覚えていない」ということも、大いに考えられます。相手が嫌いな人だったり、してあげてばっかりと思っていると、「そんなわけない」と否定したくなるのですが、してもらったことは意識さえしていないこと、あるよね~と気づくのです。徳を積んだつもりの自分が恥ずかしくなることたびたびです(笑)。その④「自分も人にしてる」。してるんですよね、実際!!その⑤「その人が過去にしてくれたことが、自分の知らないところで自分や自分の大切な人に恩恵を与えてくれている」。こういう循環をおかげさまと言うのでしょうね。「なにが、どこで、どうつながっているのかは、私の意識を超えているんだから、もう考えてもしかたないよな」という心境になります。とはいえ、どうしても釈然としないときは、「次は断る」「今後の付き合いを考える」「感謝されるためにしない」「したいときだけする」などと考えることも、気持ちを切り替える一助になるかもしれません。いつかは私も、めぐりめぐる恩や情けをただ楽しめる人になりたいものです。
