取材当日も、5時に起床してトレーニングを済ませてきたという加藤レフェリー。毎朝のランニングとウェイト トレーニングは、体力はもちろん、コート上での信頼感ある見た目を保つうえでも欠かせない

JBA公認プロレフェリー 加藤誉樹《浅利陽介とコートの外で。》ー番外編ー

コラム

  Bリーグ公認の「B.LEAGUE FREAK」に任命された俳優・浅利陽介が、いま気になるプロバスケットボール選手に話を聞く。

ストイックに仕事と向き合う、若手国際レフェリー・加藤誉樹
 

浅利:加藤さんはBリーグの担当審判をされていますよね。シーズンオフ中は、どうされているんですか?

加藤:週に二回はバスケットボール協会のオフィスで仕事をしています。英語で公開された国際ルールを日本語に翻訳したり、審判に向けたマニュアルの制作をお手伝いしたり、というのがメインの仕事です。

浅利:そんなことまでされているんですね!すこし意外です。

加藤:シーズン中だと、平日はデスクワーク、土日は試合という働き方に変わります。

浅利:タフですね〜!試合に向けて、どんな準備をするのですか?

加藤:過去のゲームを振り返って、各チームの戦術などを見ます。ここでファウルがあった時には、このポジションに審判がいないと…とか、試合前には、二時間半くらいの打ち合わせをしています。先に審判同士で意思疎通していないと、実際になにかがおこった時に対応できないので。

浅利:すごく準備されていますね。

加藤:そうですね。ルールを隅々まで知ったうえで、目で見て、正しく吹く、この3つがセットで成り立つことなので、簡単なようで難しい仕事だな、とよく思います。

浅利:Bリーグを担当するS級審判になるには、どんな試験があるんですか?

加藤:A級審判として、実技・ルール・フィットネスの各テストは合格して、講義を受ける必要があります。

浅利:知識も体力も求められるんですね。試合で緊張することはありますか?

加藤:僕はいつも緊張します。ワールドカップの準決勝でも、Bリーグのファイナルでも、同じように緊張する。国内でも海外でも、緊張の度合いは変わりません。

浅利:緊張感は必要ですよね。話は変わりますが、僕は、まだ年齢的にも審判としてならコートに立てるかも?と思うんです。

加藤:審判としてなら、遅くないと思います。

浅利:よかった。そう考えると将来の仕事に関する夢がひとつ増えるな、と思って(笑)。

加藤:僕も元々は、選手としてコートに立ちたかったんです。でも、学生時代にケガをしたりチームの方針が合わないなどいろいろなことがあって、選手にはなれないとわかった時、絶望しました(笑)。それから審判という可能性に気づいて、今にいたります。

浅利:それだけ大きく方向を変えられるのも、すごいですね。

加藤:今思えば、かたちは違うけれど、学生のころに憧れたコートに立っていることは、結構感慨深いです。だから、ケガとかでリタイアを考えている人がいたとしても、いや、まだBリーグのコートには立てるよ!って言いたい(笑)。審判に転向してみる可能性も、考えてみる価値はあるんじゃないかな。

浅利:じゃあ現在の審判のお仕事は、天職だと思いますか?

加藤:自分にフィットしているな、と思います。人生一回しかないから、やりたいことをやろう!と思ってはじめた仕事ですが、なにせバスケが好きなので、楽しく続けられている実感はありますね。

浅利:やりたいことをやる、まっすぐで強いメッセージですね。ありがとうございました!

 

《今月のゲストは…》

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JBA公認プロレフェリー 加藤誉樹

 1988年6月30日、愛知県安城市生まれ。国際バスケットボール連盟(FI BA)公認の国際審判。28歳の若さでBリーグ最優秀審判賞を受賞し、2017年から初のJBA公認プロフェッショナルレフェリーに就任。世界を舞台に活躍できる審判を目指す


《インタビューを終えて…》

 加藤レフェリーのお話、おもしろかったです!個人的に聞きたいこともたくさんあったから、もっと話したかったな(笑)。無理はせずに、ストイックに仕事と向き合う姿勢が垣間見えて、好きなことを仕事にする、ってこういうことなのかなと思いました

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あさり ようすけ

俳優。2018年よりBリーグ公認「B.LEAGUE FREAK」に就任した、筋金入りのバスケファン。現在、テレビドラマをはじめ、映画や舞台の話題作にも多数出演。このあいだ友人とキャンプをした時、バスケについて3時間語り合いました!

※明日はWEB EXTRA


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