photo : Keiko Ichihara hair & make-up : Takeharu Kobayashi text : Yusuke Kajitani( EATer) 撮影協力 : 丸ノ内ホテル

サンロッカーズ渋谷 田渡修人&横浜ビー・コルセアーズ 田渡 凌《浅利陽介とコートの外で。》ー200号記念特別版!ー

コラム

  Bリーグ公認の「B.LEAGUE FREAK」に任命された俳優・浅利陽介が、いま気になるプロバスケットボール選手に話を聞く。

兄弟そろってBリーガー。兄・修人と弟・凌の関係

浅利: 現在オフシーズンですが、兄弟で練習することもありますか?

修人: 一緒にワークアウトもしますし、大学の施設を借りて練習することもよくありますよ。

浅利:兄弟で練習するときって、どんなテンションなのでしょうか?

修人:結構必死…というか本気で向き合っていますね。

凌: 兄と練習するときは、どんな姑息なことをしてでも勝ってやろうと思うくらい、本気です(笑)。

修人:凌の本気度は昔からすごいです。年が4つ離れているので、子どものころって、体格も全然違うじゃないですか。でも、凌はシュートを入れられるとスイッチが入っちゃって… どう考えてもファウルなぶつかり方してきたのに、「ファウルじゃねえし!」って逆ギレされたりしていました。

浅利: 友達同士だと遠慮する部分もあるけど、兄弟だと、遠慮せずに白熱できますよね。

凌: 今となっては、そのころの練習が僕を成長させてくれたのだと思います。アメリカにバスケ留学していたときにも思ったのですが、兄とか上の世代の人と練習していると、複雑なプレーにすぐ慣れるし、体もそれに馴染んでくるんですよ。

修人:僕は5歳でミニバスに入団したので、弟は1歳のころからコートのそばにずっと立っていて。それから小学校に入って、僕は周りから上手い上手いって褒められていたし、自分としても自信があったんです。でも、いざ弟がバスケを始めたら、自分以上に伸びがすごくて(笑)。

凌:当時、人の真似をするのが大好きだったんです。試合のビデオを見て、プレーとか、シュートが決まった後にするガッツポーズまでマネしてみたり( 笑)。憧れている人のことをマネし続けていたと思います。お兄ちゃんもそうだし、この人みたいになりたい!と思う人がたくさんいたので。

浅利: 元NBAのコービー選手も、同じようなことを言っていました!たとえ真似から入っても、自分のものになっていくことは、たくさんありますよね。

趣味で発見した、“エンターテイナー”としての姿

浅利: オフシーズン中は、遊びに行くことも多いですか?

凌: 僕、趣味がめちゃくちゃ多くて。ヨガが大好きで、映画や演劇などを見に行くのも好きです。あと、バスケ以外の競技を見るのも。さまざまなものから、インスピレーションを受けますね。

浅利:本当に多趣味だ! ぜひ、僕の舞台も見に来てください(笑)。そういった趣味が、バスケにつながるところもある?

凌:絶対にあると思います。僕たちプロバスケ選手も、基本的に、お客さんがいる状況が大前提なので。浅利さんのような役者さんもそうだと思うのですが、パフォーマンスをする人って、“人を楽しませたい”という思いが根底にあるじゃないですか。

浅利:うんうん。たしかに。

凌: なので、舞台などをオーディエンスとして見てみると、あらためて気がつくことがたくさんあって。

浅利:なるほど。修人選手も舞台は見に行きますか?

修人:僕は凌と比べるとあまり行動力がないので…。見たいな、とは思いますが、なかなか行けていません。僕の趣味といったら、奥さんと一緒にカフェに行くことぐらいです。

浅利:いいですね、愛妻家の鑑(かがみ)だ。

修人: 僕の背番号の73という数字も、奥さんの「なみ」って名前に由来していたりします(笑)。

凌: 兄はこういう取材で、すぐに奥さんのポイントを稼ごうとするんですよ!

浅利: あはは。こうして話していると、二人の仲のよさが伝わってきます。

修人:今は落ち着きましたが、凌はドミニカン大学に留学して家を出たころが本当にひどかったんです。なぜかテレビ電話で、鍋を食べているところを延々と見せられたことがあります。急に「いまから鍋食べるわ」って言われて、僕はずっとその様子を見ながら会話してました(笑)。

凌: これには理由があって…。僕が大学に入学した時、それまでは「早くいなくならないかな」と思っていた話し相手である兄が、急にいなくなってしまった。そしたらすごく寂しくなって…。今考えると単なるホームシックだったのですが、あのときはずっと孤独との闘いでした。

浅利: 僕も三兄弟の三男なので、その気持ちはわかります。実家を出てからの方がこまめに連絡したりしてますし(笑)。兄弟で旅行に行くこともありますか?

修人:去年のオフに、僕と奥さんと凌、地元の先輩とで伊勢神宮に行きました。あと、ディズニーランドも好きです。年に3〜4回は行きます!

浅利: 最初はどのアトラクションに乗る?

修人:「カリブの海賊」です! 入園ゲートから近くて、すぐに乗れるので(笑)。

浅利:なるべく早くあの世界観に入っていきたいもんね。かぶりものとかは?

凌:僕は本当に気合を入れていくので、こんな感じです。(携帯電話で写真を見せる)

浅利: これは! シャツも耳も、すっかりティガーになりきってますね(笑)。

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待ち合わせ場所で合流するなり、修人選手に「10分前行動だぞ!」と笑顔で声をかけていた凌選手。知ってか知らずか、二人は同じブランドのTシャツを着用。取材を終えた後も、三人の会話が止まることはなかった。

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