Bリーグ公認の「B.LEAGUE FREAK」に任命された俳優・浅利陽介が、いま気になるプロバスケットボール選手に話を聞く。
ワクワクを求めて新チームへ移籍!
浅利:今年のシーズンオフは、選手の移籍が気になります。というわけで、広島ドラゴンフライズに移籍した寺嶋良選手が今月のゲストです!9月の開幕までまだ時間はあるけれど、もう広島にいるの?
寺嶋:はい、広島には6月中旬頃に引っ越しました。もみじ饅頭も食べましたよ(笑)。
浅利:食べものも美味しいし、広島っていいところだよね。僕は、広島大学で非常勤講師をやっていたこともあって、一時期はよく通っていました。スポーツに対する注目度も高い県だよね。
寺嶋:そうなんですよ。それは本当に感じています。入団会見のときも、地元メディアが大きく扱ってしっかりと報道してくれて、それには驚きました。
浅利:寺嶋選手は京都ハンナリーズでは、結果も残して手応えもあったと思うんだけど、広島に移籍を決めたのは、どんな理由からなの?
寺嶋:広島って未知の可能性を秘めたチームじゃないですか。だから移籍したらどんな未来が待っているのか全然予想がつかない。そこにワクワクしたんですよね。
浅利:たしかに広島は、昨シーズンが初のB1リーグ参戦。結果は西地区最下位だったけど、このオフの移籍で戦力が大幅に補強されたよね。
寺嶋:あとは岡崎修司GMの熱意も感じたし、同世代のアイザイア・マーフィー選手とも一緒にプレーしてみたかったというのもあります。
浅利:辻直人選手も川崎ブレイブサンダースからまさかの移籍。今季がとても楽しみだよね。
寺嶋:僕も、いまはとにかく楽しみで。上位チームと互角以上に戦えるんじゃないかって。
浅利:千葉ジェッツが優勝して、個人的にはBリーグの第一幕が終わった気がしているんだよね。オフには選手の移籍も目立つし、今季は波乱が起こる気がしていて。僕は広島が台風の目になるんじゃないかと注目しています。
寺嶋:そうなれるよう頑張ります!
浅利:コートの外だと、寺嶋選手って慈善活動もしているよね?
寺嶋:はい、社会貢献活動をしています。じつは、そういった活動もサポートしてくれそうなチームだなと感じたのも、移籍を決めた理由のひとつなんです。
浅利:社会貢献ってどんなことしてるの?
寺嶋:今年は、NPO法人と一緒に試合会場でチャリティイベントを開催して、その収益や募金で途上国に浄水器を寄付しました。
浅利:チームも動かしたのか。ルーキーなのにすごい!そういった活動を始めたきっかけってなんなの?
寺嶋:僕の通っていた小学校が慈善活動に力を入れていたんです。だから僕のなかでは、プロになることとチャリティをすることはセット。プロになったら始めようとずっと思っていました。
浅利:寺嶋選手にとっては当然の行為だったんだ。僕もなにかできることあるかな?
寺嶋:いろいろとありますよ。ぜひ一緒に!
《今月のゲストは…》
広島ドラゴンフライズ 寺嶋良
1997年10月23日生まれ。東京都出身。身長179cm。ポジションはPG。洛南高校から東海大学に進学し、大学在学中の2019年に京都ハンナリーズに入団。今季より広島ドラゴンフライズでプレーをする。
《インタビューを終えて…》
チャリティの話なども聞いていると、すごく真面目でクレバーな選手なんだなと感じました。そんな寺嶋選手や新加入の選手たちが、どう強豪チームに立ち向かっていくか楽しみですね。新しい風を感じました。
あさり ようすけ
俳優。2018年よりBリーグ公認「B.LEAGUE FREAK」に就任した、筋金入りのバスケファン。9月17日(金)から、赤坂ACTシアターにて上映予定の、劇団☆新感線 いのうえ歌舞伎「狐清明九尾狩」へ出演。