それは、真実なのか?
この世で起こる出来事には、表と裏がある。あのスキャンダルも、あの事件も、報道される情報が、真実とは限らない。誰かの都合がいいように、書き換えられている可能性もある。裏の世界で繰り広げられる、権力者たちのせめぎ合い。まもなくシーズン2が放送される「フィクサー」というドラマは、その中で暗躍するフィクサーと、事件を追う新聞記者・渡辺達哉を中心に物語が進んでいく。真実を追う達哉だが、彼もまた事件の当事者にさせられていく。演じるのは、町田啓太だ。
「達哉は真実を追求するキャラクターです。だから、視聴者と同じ目線でありたいなと思いながら演じました。達哉と一緒になって事件を追って、楽しんでもらいたいです。いろいろなところで思惑が働き、知らないうちに事件に巻き込まれていきます。シーズン2では殺人未遂事件の容疑者として逮捕もされる。そんな物語のなかで、達哉もいろいろなことを知り、変わっていく。彼自身の変化もドラマの見どころです」
主人公であるフィクサーの設楽拳一(唐沢寿明)は、謎に包まれている。その行動は、意図が明かされないまま物語が進んでいく。だからこそ、謎を追う達哉の視点は、視聴者とリンクする。ドラマの脚本を手がけるのは、井上由美子だ。
「脚本を読んで、さすがだなと思いました。いまはすごい情報化社会で、さまざまな情報が溢れています。その中で何が真実かということは、人それぞれの価値観に委ねられる部分もありますよね。そういう時代に、裏側も含めて真実とは何かとか、人の欲望についても考えさせられます。こういうドラマが僕は見たいと思っていました。シーズン2に突入して、物語はさらに加速します。ぜひ、楽しんでください」
現在、WOWOWオンデマンドではシーズン1を見逃し無料配信中。新シーズンに備えて、いまのうちに見ておこう。
まちだ けいた
1990年7月4日、群馬県生まれ。俳優。劇団EXILEのメンバー。2010年に「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、同年の舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。近年の主な出演作に、大河ドラマ「青天を衝け」、ドラマ「テッパチ!」(フジテレビ系)、などがある。9月15日公開の映画「ミステリと言う勿れ」、2024年大河ドラマ「光る君へ」の出演を控える。
「連続ドラマW フィクサー Season2」
7月9日(日)スタート(全5話)
【放送】毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]
【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信
脚本:井上由美子
出演:唐沢寿明、町田啓太、江口のりこ、小泉孝太郎、西田敏行、内田有紀、鈴木保奈美、小林薫