photo: Naoki Muramatsu styling: Mika Ito hair & make-up: Honoka Okamura text: Shiori Sekine(EATer)

本田仁美《プロフェッショナルの肖像「PRO-FILE」》 


この世界の美しき瞬間へ

 「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in‌ 渋谷 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」が現在開催中だ。アカデミー賞受賞作『グランド・ブダペスト・ホテル』などで知られるウェス・アンダーソン監督。この展覧会では、彼の映画に“出てきそう”な風景写真を投稿するInstagramコミュニティ「AWA(Accidentally Wes Anderson)」の投稿写真の中から、300点あまりを集めて展示している。昨年に韓国・ソウルで開催され話題となった同展は、今年4月に日本上陸。好評につき、渋谷で再開催が決まった。アンバサダーを務める本田仁美さんは、本展について次のように話す。

 「会場は11のテーマで構成されていて、テーマごとに異なる世界観にワクワクしました。同じテーマでも、隣り合う写真が撮影された国は異なることもあって、世界にはまだまだ私の知らない素敵な場所がたくさんあるのだと気づかされる。見ていると世界中を飛び回りたくなる展覧会です」

 思わず写真に収めたくなる完成された世界観。本田さんが考える、写真を撮ることの魅力とは?

 「いま素敵だと感じた景色は、時間が経つと忘れてしまうかもしれません。でも写真に残すことで『こんな景色を見たな』と思い出すことができます。そのときにしか撮れない世界の美しい瞬間を切り取れるのが、私が思う写真の魅力です」

 そんな、写真がもつ魅力に触れられる展覧会。あらためて、本田さんに本展の魅力を聞いてみた。

 「この展示には、世界中の大切な瞬間が詰まっています。思わず旅に出たくなるような写真の数々とともに、AWAのかわいらしくファンタジーな世界観を、じっくりと味わってみてください」

 会期は12月28日(木)まで。初公開となる作品展示や《アダム・エ・ロぺ》とコラボしたオリジナルスウェットの販売など、本展は前回よりさらにパワーアップしている。ウェス・アンダーソン監督の世界を堪能しに、ぜひ渋谷に出かけてみて。

 

ほんだ ひとみ

2001年10月6日、栃木県生まれ。2014年にAKB48 チーム8のメンバーとして劇場公演デビューし、2018年からの約3年間、日韓合同グローバルグループ「IZ*ONE(アイズワン)」のメンバーとして活躍。2021年にAKB48としての活動を再開し、2024年1月に卒業予定。7月から9月に放送されたドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)に出演し、女優業にも期待が高まる。


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「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」

会期:開催中~12月28日(木)
11:00~19:00(土曜日は20:00まで)
会場:ヒカリエホール


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