《更年期入門 vol.10》体験談あり:どんなふうに選べばいいの?更年期世代の婦人科の選び方

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TRULY CEO 二宮 未摩子

女性は日々の生活で、そして一生の中で女性ホルモンのバランスが大きく変化し、心身に影響を与えます。生理や更年期症状だけでなく、原因がはっきりしない体調不良の背景にも、ホルモンバランスの崩れが隠れている可能性もありますね。

でもなにか問題が起こる前からかかりつけの婦人科を持っていれば、定期的に検診を受けたり、気になることを気軽に相談することもできるでしょう。長期的なお付き合いともなれば、女性ホルモンによる心身の変化や大きなライフイベントがあった時にも心強いサポートが得られるに違いありません。

しかし、すべての人が上手にかかりつけの婦人科を見つけられているとは限りません。TRULYのユーザーの声を集めてみると、婦人科での出来事で心が傷ついてしまったり、先生との相性が良くなかったり、長い間かかりつけ医を見つけられずにいる方も多くおられました。

今回はTRULYユーザーのリアルな体験や感想をもとに、かかりつけの婦人科を見つけるためのヒントをご紹介していきます。

TRULYの更年期世代のユーザーから寄せられた声

まずは、TRULYのユーザーから寄せられた、リアルな声を聞いていきましょう。

■婦人科選びにまつわるエピソード

-    更年期外来に行ったにもかかわらず、更年期障害は思い込みだと言われたり、鼻で笑われたり、良い病院に出会えずかかりつけの婦人科を持てていません(40代)

-    ホルモン補充療法をしていましたが、毎月同じことしか言われないし、いつまでも続けられない、と面倒くさそうにされたため途中でやめてしまいました(50代)

-    はじめは大きい病院に行ったのですが相性が悪く、女性専用の小さなクリニックに変えました。心身ともに寄り添ってもらえて満足しています(40代)

-    総合病院での検診で筋腫が見つかったのですが、手術について丁寧に説明していただき安心できました。その後10年以上お世話になっています(50代)​​

一部を抜粋しましたが、婦人科医の言葉に傷ついたり、寄り添ってもらえない、相性が良くない、などの理由で通院をやめてしまった、という声が多く聞かれました。

勇気を出して婦人科に行ってみたものの、辛い目にあってしまうと、そのあと婦人科に行くことに対する腰が重くなってしまいそうですね。

かかりつけの婦人科を見つけるためのヒント

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1.   友人、家族などからの紹介の婦人科に試しに行ってみる

婦人科探しで成功した人に多かったのは、「知人や家族などからの紹介」でした。自分のことをよくわかっている人からの紹介であれば安心できますよね。

しかし中には「自分が良かったとしても、別の人にとって良いと感じるかどうかはわからないので安易に勧められない」という声もあがっていました。

確かに医師と患者の相性というのは、自分と別の人では全く異なります。紹介が100%うまくいくとは限らないことを前提として、教えてもらった婦人科に「トライアル」感覚で行ってみるのもいいかもしれません。

2.自分の優先順位をリストアップしてみる

あなたが婦人科に求めるものはどのようなことでしょうか?

例えば、優しくて話をよく聞いてくれる先生がいる婦人科が良いという人もいれば、先生との相性というよりも、最先端の設備や治療法を採用していることが婦人科選びの最優先事項、ということもあるでしょう。

はたまた女性医師が良いという人もいれば、男性医師のほうが良いという人もいますから、かかりつけ医を選ぶ基準は本当に人それぞれです。

まずは自分自身が婦人科に求める条件を、優先順位が高い順からリストアップしてみましょう。それに応じてネットや口コミなどの情報をリサーチして、実際に訪れてみてはいかがでしょうか。

3.相性が合う婦人科や医師をじっくり探す

TRULYユーザーの声からもわかるように、自分にぴったりの婦人科を探し出すことはそんなに簡単なことではないようです。

紹介してもらったり、優先順位をリストアップして良さそうな婦人科を見つけたとしても、実際に診察に訪れてみると期待とは違っていた、そんな話もよく聞かれます。

友達に勧められた婦人科に行ってみたものの診断内容に納得できず、自分で探した病院へ行き満足の行く治療法が得られた、という体験談もありました。

総合病院はだめだったけど、女性専用のクリニックではうまく行った人、逆に総合病院との長いお付き合いが続いている人など、人によって好みはバラバラです。

他の人や医師の意見だけに左右されず、自分自身が本当に納得できるまで、相性が合う婦人科や医師を見つけることを心がけましょう。

そのためには、色々なタイプの婦人科を試してみることです。時間がかかるかもしれませんが、この先の長い付き合いを考えて、じっくり探すことをオススメします。

かかりつけ医を選ぶ、一般的なおすすめポイント

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ご自身の好みや相性とは別に、ぜひ参考にしてみてくださいね。

●   オフィスや自宅に近く、通いやすい場所にある

●   気軽に何でも相談しやすい雰囲気がある

●   日頃から健康管理やケア法を教えてくれる

●   話をよく聞いてくれ、丁寧に説明してくれる

●   症状に応じて、適切な医療機関を紹介してくれる

意外と抜けがちなポイントとして「通いやすさ」があげられます。やはり気になることがあった時にすぐに診てもらえるということは大切です。

また、医師にはなかなか気軽に話しにくいところもありますが、相談しやすさというのは重要なポイントですね。診察室では緊張してしまう方も多いかもしれません。聞きたいことをメモして持参するのもおすすめです。

女性は生理から始まり、閉経、更年期に至るまで、女性ホルモンに関連した様々なライフスタイルの変化があります。しかし婦人科医と相談しながら適切な対処を行えば、痛みや辛さを我慢せずに済むかもしれません。心身ともに健康に過ごす選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

女性ホルモンに振り回されることなくQOLをキープし、仕事もプライベートも充実させるために、ぜひかかりつけの婦人科医を見つけてみてください。

婦人科を上手に利用しながら正しい知識を取得し、その上でご自身にあった適切なケアを選んでいきましょう。

TRULYのメディアサイトでは更年期をはじめ皆さんのヘルスリテラシーを上げるための情報や、リアルな体験談などのコラム記事を配信中です。ぜひこちらも参考にしてみてください。

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