《代官山》家で過ごす時間が楽しくなるインテリアを


東京メトロ沿線で見つけたことを、編集部が気ままに紹介する「気ままにメトロポリターナ」。今回は、編集部・渡邉が見つけた、世界各国の工場から直輸入したこだわりのファニチャーを扱う家具店をご紹介します。

代官山/IDEA(イデア)

昨年末に引越しをした、編集部・渡邉です。近ごろの楽しみは、新居のインテリアを考えること。そんな私が最近思い切って新調したのが、椅子です。ネットショップを含め、あらゆるお店を比較をしてようやく心に決めた一脚。その椅子を見つけたのが、今回紹介する代官山の家具店「イデア」です。訪れると、ワンフロアの広い店内に所狭しと並べられている家具。その半分を占めているのが、ヨーロッパを中心に、世界各国でつくられた椅子です。なぜこんなに椅子が多いのか、オーナーの松元隆乃さんにお話を聞きました。

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ミハエル・トーネットによるチェコの椅子メーカー「TON」をはじめ、種類豊富な椅子を扱う「イデア」

店内には、曲木技術を発明したミハエル・トーネットによってデザインされた椅子をはじめ、100年以上前にデザインされた歴史のあるものや、シンプルでモダンなものまで、さまざまな椅子がたくさんあります。なんといっても驚きなのは、そのコスパのよさ。「当店の家具は、ポーランド、ルーマニア、チェコ、フランス、イタリア、ポルトガルなど、6カ国以上の工場から直輸入しています。家具のなかでも、僕自身、椅子が好きで、店内に椅子ばかりが増えています(笑)」と、松元さん。

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「イデア」オーナーの松元さん。“ラッシュシート”でできたイタリア製の椅子「ベネチア」。VENEZIA-WAL STRAW(ウォールナット) 8500円

松元さんがとくにお気に入りの椅子は、座面が藁でできた「ベネチア」。これは、ゴッホの絵にも登場するほど、ヨーロッパでは古くからあるデザインの椅子なのだそう。「インテリアのなかでも、椅子は大きな役割を果たしています。いまは世界的に、装飾のない使い勝手のいいデザインがトレンドですが、その時代ならではのデザインも美しいものですよ」と、松元さん。店内には、ルーマニアの工場でつくっている、「イデア」オリジナルのスツールやテーブルなどもありました。

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渡邉が「イデア」で購入した、ポーランド製の北欧ダイニングチェア GP-SU(ブラック)2万8900円

「好きな家具に囲まれると、家で過ごす時間が楽しくなりますよね。クラシカルなものからモダンなものまで、さまざまなテイストがありますが、1つに絞り込まず、気に入ったものを自由に組み合わせて楽しむのがいいと思いますよ」。松元さんの言葉からは、家具への熱い想いがひしひしと伝わってきました。そんなお話を聞きながら、迷いに迷った結果、我が家にはポーランド製の椅子が仲間入りしました。おうち時間を工夫したい人は、この機会にインテリアから気分を変えてみませんか。


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IDEA

渋谷区猿楽町30-3 ツインビル代官山A棟101
[TEL]03-6416-1824
[営]11:00~19:00
[休]無休

https://idea1.jp


渡邉絵梨(わたなべ えり)

メトロポリターナ編集部員。旅と散歩と美食が大好物。趣味は、カレーとプリンの食べ歩き。エシカルやサステナビリティへの関心が高い。


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