メトロポリターナ3月号は「だし香る日本橋」。
ふわりと香って、おいしさを引き立てる。旨みをたっぷり含んだ"だし"は、日本の食文化にとって、今も昔も欠かせないもの。江戸時代の歴史がそこかしこに残る日本橋エリアで、その深い味わいを楽しんでみよう。
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食の街・日本橋で、あらためて”だし“と向き合う
江戸時代、魚市場を中心に発展した日本橋エリア。食の要所として栄えてきた歴史をもつこの街に、今年1月、ひとつの料理教室がオープンした。創業280年の乾物屋「八木長本店」が主催する「YAGICHO COOKBOOK LABORATORY」だ。その講師も務める「八木長本店」9代目の西山麻実子さんに、開講のきっかけを聞いた。
「最近は、海外からいらしたお客様が、お土産として鰹節や昆布を買っていくことが多いんです。なかには、毎日だしをとっているという人もいます。日本のだしが、海外で注目を集めているようですね」
けれどその一方で、日本国内では状況が違うという。
「日本では、家庭でだしをとる方が少なくなってきているようです。だしの素材になる鰹節や昆布などのつくり手も年々減ってきて、このままでは、日本のだし文化が衰退してしまうかもしれません。そうならないためにも、日本の食文化を伝える料理教室をはじめました。だしをとることは、決して難しくありません。簡単でおいしくて、体にも優しい。そのことに、もう一度気づいてほしいんです」
もともと日本橋には、だしにまつわる店がたくさん。乾物屋やそば屋に加えて、だしをとるのに欠かせない道具を取り扱う店も充実している。だしに興味をもったなら、日本橋でだしのとり方について学んでみよう。まずは、西山さんに一番だしのとり方を教えてもらった。
だし香る日本橋
[01]YAGICHO COOKBOOK LABORA TORYで学ぶ おいしい一番だしのとり方
Regulars
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